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自分の事も満足に出来ないのに孫の事が気になる90歳の母親|生活習慣を改善する

今日もテレビをつけたまま居眠りしている母親。

朝から「目が回る。足が痛い」私の顔を見ると甘えてくる。

「朝ご飯を食べたか?」と聞いても「お腹が減ってへん!後で食べる」と言う。

私が、コーヒーを入れてピザトーストを作って食べようとすると「美味しそうやなぁ・・・お腹が減ってきた」と言い出す。なんやねん!と思ったけど「食べるか?」と母親の前に差し出すと美味しそうに食べる。

体が不自由でも、まだパンを焼く程度の事なら出来るのだが、邪魔くさいのだろう。

出来る事はさせるようにしないと、どんどん出来なくなる。出来るだけ手を掛けないようにしているのだが、甘えてくる。

孫をかまいたがる母親

そんな母親が孫の事となると、メチャクチャに張り切る。それも言葉だけで張り切るので始末が悪い。

90歳を過ぎても家族の世話をしようとする母親は、朝食の準備をする朝5時前には目を覚ます。夜は家族全員が家に戻るまで寝ようとしないので12時は過ぎる。

睡眠時間を4時間程度にしてまで世話をしようとするが、自分の事もままならない母親は、家族の様子を見てるだけで精一杯。

そして口に出す言葉は「私は家族の役に立っている」、「目が回る」なんです。

睡眠時間4時間なら、若い人でも目が回ります。

「孫の事は放っておいて、ゆっくりと睡眠をとらないと目が回りますよ」

「お婆さんが、これ以上悪くなったら家族に負担が掛かるのだから、しっかりと寝なさい」

優しく言い聞かせても聞く耳を持たない。

睡眠不足で昼寝

夜にしっかりと寝ないので、昼間に眠たくなるのは当然。だれもいなくなると大音量のテレビを観ながら、うたた寝をする。

テレビを消すと「見てたのに!」と目を覚ます。これも中途半端な睡眠です。

めまいが原因で病院に行く

睡眠不足で目が回り病院に行くと「めまいの薬」を処方されてくる。

病院から処方されている薬は「めまい」だけではなく、「血圧の降下剤」「便秘薬」「消化剤」・・・・・とすごい数です。

放っておくと決められた量を全部飲むから、お腹が一杯になりご飯が食べられない。

ご飯が食べられないから貧血になり、余計に目が回る悪循環。

先日も、「うんこ」が出ないと大騒ぎ。ご飯を食べていなければ出るものが無い!

鍋料理

家族が揃った時には「鍋料理」にするのですが、母親は箸が満足に使えない。

母親の分を小鉢に取り分けてやっても食べようとせずに、孫の分を取り分けようとするが鍋の中をかき回すだけになる。

お年寄の性格が出てますね!



生活改善

自分の事も満足に出来ないのに家族の事をかまいたがり、生活リズムを崩している母親。

多分、老人介護をしている家庭では同じようなことがあると思います。

これを改善するには、時間をかけて老人に解りやすく説明しながら改善するほかありません。

まずは状況を客観的に判断することです。

状況判断と改善策

老人でも健康で生活するための基本は、睡眠・食事・運動で、これがうまく出来ていないと、ますます体が不自由になり最悪は寝たきりになります。

睡眠・食事・運動は、個人の意思だけでなく環境と、環境がもたらす心理的要因があるので、状況をよく観察して原因を突き止めることが改善の第一歩になります。

我が家の母親について考えてみます。

睡眠不足の原因と改善

◎睡眠不足の原因

夜に睡眠が取れないのは、家族が心配だから。

  1. 朝はちゃんと起きられるだろうか。
  2. 朝ごはんは食べないといけない。
  3. 遅刻しない時間に送り出す。
  4. 帰りが遅いと、何かあったのか。
  5. 夕食はどうするのか。

昼寝が中途半端なのは遠慮から。

  1. 昼寝はいけない事だと思い込んでいる。
  2. テレビの音量を上げて賑やかにする。

◎睡眠不足の改善

家族が心配で寝られないのは、本人の心の問題が大きいので改善するのは難しい事です。これを改善するには安心させることが重要です。

  1. 家族全員が早起きする。(朝の時間に余裕をもって、家族がゆったりとした環境を作る)
  2. 帰宅時間の連絡。(老人には関係がないと思いがちですが、遅くなる場合などは家族の誰かに連絡をして情報を共有すると安心する)

昼寝はするのが常識に思わせる事と、昼寝の環境を整えることが重要です。

  1. 昼寝はいけない事ではなく、年を取ると当たり前だと理解させる。
  2. 昼寝をする場合は、部屋を薄暗くテレビは消す。

◎テレビを大音量でつけっぱなしにしておくと認知症になる

高齢者は観たい番組でなくてもテレビをつけたままにする傾向があります。音楽ならBGMを流すことは脳(右脳)に働きかけ精神状態が良くなります。

テレビの場合は「言葉」で話しかけてくる場合が多く、左脳で感知します。ではテレビを大音量で聞き流しているとどうなるのか?

テレビから聞こえてくる「言葉」も、会話でかわす「言葉」も同じ「言語」です。テレビが発している「言葉」を聞き流し(無視)ていると、脳が会話での「言葉」を認識しなくなり認知が始まります。

従って、テレビを観る場合は、しっかりと聞き取るように視聴しないと認知になるのです。

食欲不振(食べない)原因

◎食欲不振(食べない原因)

年を取ると食欲が落ちるのは当然ですが、食事の時間に食べたくないと思う原因はいくつかあります。

  1. 自分のリズムで食事を摂らない。(家族と一緒に食べたいから、食事の時間をずらす)
  2. 間食が多い。(お菓子などは味が濃いので食べやすいのと、少量づつ食べられる)
  3. 病院から処方される薬が多い。(薬の飲みすぎで満腹する。薬品で内臓を荒らす)
  4. 運動しない。(体を動かさないので、カロリーを消費しない)

◎食欲不振の改善

老人の食事はタイミングが大切です。空腹であっても我慢するなど、少し時間がずれると食べられなくなります。家族に時間を合わせようとすると時間がずれるので、「おやつ」をつまむことが多いと思います。

  1. 家族全員が一緒に食事が出来ない事を理解させ、自分が一番でも食事を摂る。(昔の人は、主人より先に頂くのはイケナイ事だと思っている)
  2. 病院から処方される薬が多い場合、病院に出向き相談する。(必要不可欠な薬だけにしてもらう)

◎病院や医師を無条件で信用しない

医師は多くの人を診察しているので、一人の人をすべて把握していません。カルテはあるのですが、幾つかの違う病院に掛かり治療を受けた場合などは、情報が共有出来ていない事があります。

貧血がひどくなり入院させた時のことですが、医師から「薬のせいで貧血が起こっている」と言われたことがあります。この病院を紹介したのは、いつも通っている町医者で、薬を処方している医師です。

このほかにも、妻が母親を病院に連れて行き、MRI検査の予約票を持ち帰ったとき、即座に断りの連絡を入れた事があります。これは、母親の脳内には脳動脈瘤でクリップが入っていることをだれも把握していなかったことが問題です。

あの時、検査を受けていたらMRIの磁力でクリップが引っ張られ脳から飛び出していたことでしょう。冗談で済まない即死ですよ!

これらは、医師の問題ではなく情報の共有に問題があります。老人は何でも信用するので、家族が守ってやる事が大切です。

◎栄養不足を改善

老人の食事をみていると、味の濃いもので柔らかいものが好きなようです。栄養のバランスなんて考えはまずありません。老人の「美味しいもの」は甘いものであったり塩辛いものが多いです。

絶対的に不足している栄養分は「タンパク質」(アミノ酸)だと思います。少し味を濃くしてもいいので「お肉」を毎日食べさせるのが良いと思います。

柔らかい「お肉」は値段が張るかも知れませんが、量は少量で済むので考えてみたらいいと思います。これ以外は豆腐や魚が良いのですが、「豆腐は味が薄い」「魚は骨がある」などするので調理にひと手間かかります。

何れにしても、老人にはタンパク質を食べさせることです。

運動不足の原因

◎運動不足

60代ならともかく90歳を超えた老人に運動をさせるのは無理なことです。このでの運動はスポーツではなく歩く事です。朝太陽の光を浴びて体内時計をリセットさせるのと、無理ない程度に歩かせる方法です。

  1. 老人は足から弱る。(家の中だけだと足から弱ってきます)
  2. 紫外線にあたらないから骨が弱る。
  3. 運動は出来ないと思い込んでいる。(運動というとスポーツを思い起こす)

◎運動不足を解消

高齢者に無理な運動をさせても、よほどの事がない限り現状より筋肉や骨が強くなることはありません。現状が維持できる程度の運動が丁度良いと思います。

  1. 運動だと思わせない運動をさせる。(運動だと思うと「しんどい」と思うので、買い物や近くの公園で散歩、神社にお参りなど自宅の近辺を歩かせる)
  2. 無理をさせない。(本人が楽しめる程度、一度に多くではなく少しの運動(歩行など)の回数を多くする)
  3. 疲れたら寝させる。(外を一周歩いて、疲れてたら寝るを繰り返しても良い。休憩も運動です)

余談になりますが、私が通っているジムでは85歳のお婆さんがバーベル(バーだけで20kgある)を持ち上げている。60歳を過ぎてから運動し始めたそうですが、継続していれば年齢に関係なく元気でいられます。

精神的安定

高齢になると自分の思うように体が動かなくなることに比例して弱気(不安がつのる)になります。特に心配事などがあると悪い方向に考えてします傾向があるので精神的ダメージが大きくなり疲れ切ってしまう。こうなれば食欲も無くなり、外出する意欲も無くなります。

生活していく上では、いろいろな問題があり家族で相談することもあります。このような話しも高齢者には精神的な負担になるので聞かさないようにします。

高齢者も人によって性格が違います。その辺を良く見極める事です。

優しすぎると甘える。厳しくすると「いじめられている」と思う。さじ加減が大切。



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