このカテゴリーは子供たちに向けた父親からのメッセージで、私の勝手な考え方を書いている。これらは私が正しいと思うことであり、誰もが必ずしも正しいと思うわけではないということを初めに言っておく。
ここに書いてあることは「私の考え」であって、君たちの考えではない。むしろ「自分の考え」を持ち「この考え方は、違う」といえるような人間になって欲しいと願って書いたものである。
「私の考え」を読み「自分ならどう考える」と真剣に考える習慣を持てば、常に「自分の考え」を持つことができ、やがては信念を持つことができる。
「すでに信念を持っている」といいたのもわかるが、それは自分を幸せにしてくれるものなのか?貫く覚悟はあるのか?と自問自答してみるとよい。
信念を持つにあたり注意しておきたいことがある。それは、人はそれぞれに役割があり助け合って世の中が成り立っていることを認識することであり、身勝手な信念は世の中に受け入れられないということである。
これには、人は一人で出来きることは限られるが、多くの仲間と協力すればできることが指数関数的に増えるということであり、共通の目的を持つ仲間を多く作れという意味でもある。
人には、それぞれ自分の考えを持ち信じるものがある。そして、それに従って行動してゆくことで自分という人間が作り上げられ、望み通りの人生が手に入る。
しかし、自分の大切な人生の基盤となる考え方を維持することができず、いつの間にか大切な判断を他人にゆだねてしまう人が実に多い。
重要なことは、常に自分の考えを持って物事を判断し、自分の意思で行動できる人間になるということである。
望み通りの人生をおくりたいなら、無責任な他人に惑わされず、常に自分の意思をもって決定しろ。たとえうまくいかなくても、自分が決めたことなら軌道修正も簡単だろ。
ただ、正しい判断をできる知識と経験は一朝一夕では身につかない。いままで正しいと信じていたことも、間違っていたと気付くときがある。それは成長している証しであり、恥ずることではない。