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おみくじ|京都「稲荷山」の神様に今年の運勢を聞いてみた

初詣で「おみくじ」を引いた結果はいかがでしたか?「おみくじ」は神様から頂く人生の課題とアドバイスです。

吉凶の判断だけではない、「おみくじ」の本当の意味を紹介します。

稲荷山のおみくじ

伏見稲荷大社を初め、稲荷山にはおみくじが引ける所がたくさんあります。そのほとんどが有料ですが、無料で引ける所もあります。

神様のアドバスを頂くのに必ずしも「有料」である必要がありません。それより、ここが良いと決めたところで引くのが良いではないでしょうか。

ということで、稲荷山でお気に入りの「二ノ峰(中社神蹟・青木大神)」と「眼力社」で無料のおみくじを引いてきました。

稲荷山「ニノ峰(中社神蹟・青木大神)」

稲荷山の山頂が「一ノ峰」で、その西側を降りたところが「ニノ峰」で、青木大神を祀った中之社があります。

青木大神は猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)ともいわれ、日本神話によれば、「瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)」(天照大神の孫)の降臨のとき天の八衢 (やちまた)にいて、尊を先導したとされ、気性は荒いけれども情の厚いお導きの神様です。

おみくじ|導きの神様からのメッセージ

まずは、猿田彦大神に「良き道に導いていただけますように」とお参りしたあと、おみくじを引きました。

この場所の「おみくじ」は正面の階段を上がった所の右側に筒が置かれていて、引いた番号を掲示してある番号と照らし合わせるというものです。

【吉】このみさとしは、永い間の迷いから覚めて、人生を見直して正しく進む兆である。あとは心掛と努力次第で、万福招来疑いない。

みさとし:神様からのメッセージ

稲荷山「眼力社」

個人的には、いくつかの不思議体験があり必ず参拝しておきたい眼力社。

【不思議体験の記事】

不思議な力が宿る稲荷山の眼力社
京都の伏見稲荷大社は有名ですが、本殿から千本鳥居の参道を40分ほど歩いた稲荷山にお祀りされている「眼力社」はご存じでしょうか。 観光に訪れる方々にはあまり知られていませんが、経営者、相場関係者の間では熱心にお参りを続けている人が多いよ...

場所は、稲荷山「四つ辻」から右回りに「一ノ峰」に向かう参道にあります。

眼力社は、名の通り「目の病が良くなる」、眼力を授かり「先見の明」を得られるなどのご神徳があります。

おみくじ|眼力(開眼)の神様からのメッセージ

まずは、ローソクをお供えして「良き道に導いていただけますように」とお参りしたあと、おみくじを引きました。

【凶後吉】永き各の苦しき事をおもへかしなになげくらんかりのやどりを

このみさとしは、今は煩悩や苦悩の時である。人生に対する考え方を改めて神思に感謝し、日々の生活に精神するならば必ず新しい運命をひらくことが出来る。

みさとし:神様からのメッセージ

みさとし|神様からのメッセージ

不思議なことに「猿田彦大神」と「眼力さん」の2か所で引いたおみくじには、同じ意味に受け取れる「みさとし」が書かれていました。

要約すると、「今は煩悩や苦悩で迷っている」→「人生を見直しなさい(煩悩を払拭して精進しろ)」→「正しい道に努力すれば、多くの幸せを招く」ということの様です。

たしかに、何不自由なく暮らしていても何かに迷っているような感覚があります。人生を見直すというのは、今が幸せであることに感謝しろという意味だと思います。そして正しい道に努力とは、人のためになることをやれという意味ではないでしょうか。

要するに、「現状に満足して徳を積め」との教えですね。

おみくじの由来

おみくじは、室町時代初頭に中国から伝わったとされています。

日本では、元三大師(がんざんだいし)という人が「元三大師百籤(がんざんだいしひゃくせん)」というくじを作ったことが始まりだといわれています。

元三大師というのは平安時代の僧侶「良源(りょうげん)」だとされていて、観音菩薩(かんのんぼさつ)に祈祷した際、観音籤を授かったことから、紙で啓示を受け取る形式が出来上がったそうです。

要するに、おみくじは観音菩薩に何かをお伺いし、アドバイスが紙に書いて戻ってきたものが始まりだったようです。

現代の「おみくじ」

「大吉」が出たから嬉しい。「凶」だからダメじゃないの。と占いのように思われている「おみくじ」ですが、内容をよく読んでみると、占いではないと気づくと思います。

一般的には「大吉>吉>中吉>小吉>末吉>凶」といった吉凶の判断が先頭に書かれていて、その後に「みさとし」が書かれています。

この「みさとし」には人生に対する大切な考え方が抽象的に書かれているため誰にでも当てはまります。

というのも、人は常に何かを不安に感じ、それを改善したいといった思いが強く、現状の幸せに気が付かないのです。要するに煩悩です。

そして「みさとし」は、それらに気づきを与えるもので、心に豊かさをもたらしてくれます。

ですから、「大吉」は当たりで、「凶」はハズレなどと一喜一憂するのではなく、たまたま引いた「おみくじ」の「みさとし」は、自分に与えられた課題だと考えると、自分自身の生き方を見直すことが出来るのではないでしょうか。

「みさとし」とは

「みさとし」は「御諭し」と書きます。

「御」を「み」と読ませるのは本来「神霊」に対してだけですが、後に天皇やこの世のものと思えないほど美しいものに対して使われるようになりました。

「諭す」とは、「目下の者に物事の道理をよく判るように話し聞かせる」という意味があります。

つまり神様が物事の道理を教えてくれるもので「神のお告げ」「御神託」ということです。

「待ち人」とは

おみくじによく書かれている「待ち人」というキーワードが気になる人も多いのではないでしょうか?「待ち人」とは「自分の人生に影響を与える人」を指し、恋愛・結婚・就職などにおける人との出会いを意味しています。

「私には出会いがない」と思っている人が、「待ち人来る」の「おみくじ」を引いたとたんに、良い出会いがあったということがあります。

これは、「当たり」を引いたわけではなく、「おみくじ」を引いたことにより「気づき」があったからなのです。

人は、毎日のように人との出会っているのですが、自分自身のことで心がいっぱいになっていて、その出会いに気づかないのです。それが、「待ち人来る」の一言で、何気ない日常の出会いに注意を向けることになるのです。

びっくりするような「おみくじ箱」

伏見稲荷大社の裏参道、「産場稲荷社」から東の方向(稲荷山方面)に「間力大神」と書かれ扁額が掲げられた鳥居があります。

「間力」とは、この世の流れを司るエネルギーを意味し、災害を代わりに受けてくださるといった「間力身代わり小法師」なるお守りがあります。

そのすぐ横に、木を彫って造られたすごい形相の達磨像。お腹に穴が開いていて、その中に「おみくじ」が入っています。

ここの「おみくじ」は「御守り」として持ち帰るようです。

なんとも変わった「おみくじ」もあるようですね。

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