きな粉が焼けた香ばしい香り、突然食べたくなって今宮神社へ行ってきました。
京都の北区にある今宮神社の東門を出ると「一和」と「かざりや」2件のお店が向かい合って、長火鉢で餅を焼いています。
『あぶり餅』はきな粉にまぶした親指ほどの餅を竹串に刺して炭火で焼く。(この香りが、いい感じ)これを白味噌ベースのたれで頂きます。
「一和」と「かざりや」似ているようでも餅の焼き加減(焦げ具合)も違うし、たれの味も微妙に違います。どちらも美味しいですよ。
私は、その日の気分で食べるお店を決めています。
「一和」さんを紹介
餅を焼くのは熟練の人、先代は趣のあるオバーチャンが焼いていらしゃいました。
私が子供の頃から変わらない長火鉢はかなり年期が入っています。炭火で焼いた餅は美味しいですね。
お店中に井戸がある
お店の中ほどに今でも生活用水に使っていらっしゃる井戸があり、階段を降りると水を汲める場所まで入っていけます。「お玉さん」が復興した今宮神社の手水舎の水と同じ水です。
歴史を感じる井戸、お店の人にお願いして見せていただきました。
周辺の様子
京都はすっかり秋になりました。今宮神社、南参道のイチョウ並木の道は黄金色の絨毯で彩られ、大徳寺の竹林とのバランスが秋の風情を醸し出しています。
「一和」さんの水彩画
数年前に描いた「一和」さんの水彩画です。お店に寄贈しようと思いましたが、もう少し旨く描けてからにします。