家族で焼肉を食べようと、ワンカルビ西大津店に行きました。ランチなら2時間食べ放題で3,000円程度なので子供のおごりです。
↓↓が食べ放題(デザートは1つだけ)!美味しそうでしょう。
店内を歩き回る配膳ロボット
店内に入って驚いたのが、料理を乗せて通路を歩き回る1m程の高さの円筒形の物体。通路にはレールが引かれていることもないので、センサーで障害物を感知しながら動いているようです。
人が近くを通りかかると通路の片隅によって通り過ごすのを待って動き出す。料理を運んでくると「お待たせしました」と言い、お皿を取ると「有難う御座います」と礼を言う。
このようなAIロボットを見ると、興味津々「気になって」焼肉どころではありません。
お店の人に聞くと、配膳用のAIロボットだそうで、操作はタッチパネルで「テーブルナンバー」を指定するとその位置まで自動的に料理を運んでくれるとのこと。そして、テーブルにはそれぞれセンサーが設置してありその場所を認識するそうです。
焼肉を注文するのも忘れて「テーブルに設置してあるセンサーはどこ?」とテーブルの下をのぞき込んで調べまくる。くまなく探しても、コンロのスイッチしか見当たらない。
どうやら、このAIロボットは店内の配置を座標にしてプログラムされているのではと推測。あとは、ロボットに取り付けられた赤外線センサーで障害物を認識させれば問題なく目的地まで料理を運ぶことができると考えられます。
そして、目的のテーブルに到着すると「お待たせしました」と言うようにプログラムを組み、料理を取ると圧力センサーが重量を感知して「有難う御座います」と言うプログラムが組まれているのではないだろうかと勝手に思い込んでしまいました。
配膳ロボット「Servi(サービー)」
配膳ロボットの背面に記された「SoftBank」と「BEARROBOTICS」を手掛かりに調べてみると、アメリカのカルフォニアに本社がある「BEARROBOTICS」というロボットメーカーが製造している”Servi”という配膳ロボットで、日本では「ソフトバンクロボティクス」が販売しているようです。
「BEARROBOTICS」のパートナー企業
「Servi(サービー)」の仕様
細かいことはよく分かりませんが、配膳ロボットの仕様は以下のようになっています。
【引用元:ソフトバンクロボティクス】
本体サイズ |
約486mm x 462mm x 1,051mm(幅×全長×全高) |
トレー寸法 |
直径400mm(底面:直径374mm) |
本体重量 |
約35kg |
ナビゲーション方式 |
SLAM |
最大積載重量 |
合計最大35kg |
検知可能な障害物の高さ |
4cm以上 |
走行可能な通過幅 |
60cm以上 |
走行速度 |
時速2.16km |
安全機能 |
障害物検知(LiDARセンサー、3Dカメラ) |
走行可能な床 |
フラットな床 |
W-Fi推奨規格 |
通信規格 : Wi-Fi 802.11 ac/a/b/g/n |
充電器定格入力 |
AC100~240V 50/60Hz |
充電器定格出力 |
DC29.4V/8A |
充電時間 |
約4時間 |
連続稼働時間 |
約12時間 |
注1)本製品はご利用の環境や方法によって表記の仕様と異なる場合があります。
注2)仕様・外観は予告なしに変わることがあります。
詳細は製品ページをご覧ください。
https://www.softbankrobotics.com/jp/product/servi/spec/
まとめ
ワンカルビ西大津店では配膳スタッフと配膳ロボットを併用していて、今は試験的に導入しているようですが、いずれは配膳スタッフがいなくなり、AIロボットだけが店内を走り回るようになりそうです。
今後AIがどこまで進化するのか、便利ではあるけれど事故が起こらないとも限りません。
興味深い話しでは、人と会話するよう設計されたグーグルの大規模言語モデル「LaMDA(ラムダ)」が人間と同じように感情や知性をもつ存在であるとグーグルのエンジニアが主張し、社内で問題になったという記事が「ワシントン・ポスト」に掲載されたことがあります。
このようなことが事実であるなら、「AIに人間が支配されることもありうるのではないか?」とイギリスのホーキング博士の遺言を思い起こしてしまいました。
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