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会社と個人、持ちつ持たれつの関係が壊れてきている

昭和の初期、日本は貧困の時代であった。日本経済がV字回復した時期は1954年(昭和29年)から1970年(昭和45年)の16年間。

今では考えられないが、中東やアフリカの難民キャンプの様な状態で、餓死する人や家を失った子供がさまよっていた。ほんの70年ほど前の事です。

貧困の時代から復帰したのは、占領国のアメリカの支援もありましたが日本の全国民が必至に働いたからです。
当時は、企業も労働者も『貧困からの脱出』という共通意識があり、乗り越えるには組織の力『絆』が必要でした。

そこで出来たのが『終身雇用』。
当時の『終身雇用』は労働者に一人の脱落者も作らない。仕事ができない人には『叩き込んで』教える。
労働者とその家族も恩義を感じ『会社のためなら』多少の犠牲は仕方がない。

全てが『生きるため』だった。
企業と個人の堅い絆はいつ頃から崩壊し始めたのだろうか。

『絆』の根源は愛情です。人間一人では生きていけません。
『絆を大切にしましょう。』