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吹き溜まりの部署は自分の意志で動く

ヘッドハンティングで入社して配属された部署のこと。

そこは、社内でまったく重視されないマイナーな事業を行っている部署で、在籍している人たちは、「箸にも棒にも掛からない」と評判の連中。

この部署は「ゴミ捨て場か!」と最初は思った。

でも面白い事に、こういった連中は納得いかない仕事はしないといった「自分の意志」を持っているのです。

裏を返せば納得した事は最後まで諦めない根性を持っている。

物事の判断を自分でせずに、上司の命令に従ってきた人間には到底理解できない面白い部署。

会社も知らない新事業の立ち上げ

最初は会社から依頼を受けた仕事から始めたが、自分の意志を持っている私はそれだけではつまらない。

小さな仕事から糸口をつかみ辿っていくうちに想像もつかない事業になっていく。

こうした自由な仕事をさせてくれた「吹き溜まり部署」に感謝している。

命令ではない一緒にする

入社初日から主従関係がなく、喧嘩をしているかの様な意見交換。

双方が納得いくまで話し合い「目的」を決める。

あとは、やり方は自由で期限までに結果を出せばそれでよし。

毎日がトラブル。何回転んだか解らないが成功するまでやり続ける。

解決するたびにスキルが上がるのが実感できる。

そして上場企業との業務提携や海外メーカーとの取引・・・・・どんどんと仕事の幅が広がっていく。

そうして出来上がった新事業。今では主軸の一部になっている。

引退と同時に部署は廃墟

その後も在籍中は進化を続けていた部署ですが、定年と同時に離れることになった。

今は会社の管理下にあり「あれはダメ、これはダメ」と制約がかかる。

リスクマネージメントをしているようだが、私には仕事をしない理由を探しているように感じる。

所詮古い考え方をしている人たちには理解できないし、挑戦もできない。

残念だが、これでこの部署は価値がなくなると思う。

自分の意志で仕事をする

自分の意志で動く人間には、つまらない監視のような管理は必要ない。

なぜなら、自分が納得するまで仕事をする。さぼるなんて考えがない。

席に付いていなくても頭は仕事、歩きもってでも作戦を練っている。

机に書類が山積み、四六時中パソコンに向かって何やら作業。頭の中は今夜の夕飯?週末の遊び?

見た目に騙されてはいけない。

Telework

在宅で仕事をするようになれば成果物がすべてになる。頑張っている姿ななど意味がない。

コロナで在宅勤務が進む昨今、本当の仕事をするときが間近に迫っている。

これからは、吹き溜まりと言われた部署の連中のように「自分の意志」で仕事する人達だけが生き残れるのではないだろうか。