冷やし中華といえば「爽やかな酸味」というイメージを持っている方が多いのではないでしょうか。でも中には、酸味(酢)が強すぎて苦手といった方も結構な割合でいらっしゃるようです。
そんな方のために、酸味を抑えながらもサッパリとした「ごまだれ」のレシピを紹介します。
材料(2人前)
中華麺1玉で1人前としていますが、前回食べた時に結構ボリュームがあったので、今回は2人前(中華麺2玉)を3人で分けました。
中華麺
- 生中華麺(ストレート麺):2玉(麺好亭または大徳食品の「生中華麺」がおすすめ)
具材
- 錦糸卵(錦糸玉子):玉子2個(作り方はこちらの記事で解説しています)
- ロースハム:3枚(細切りにします)
- きゅうり:小1本(「板ずり」をしてから細切りにします)
- プチトマト:6個
- 生ワカメ:少量(「味噌汁の具材」の余り物)
ごまだれ
- コンソメスープ:100ml(水100mlに味の素のコンソメ1個)
- すりごま:大さじ2(㈱真誠の「うまかあじすりごま金」がおすすめ)
- ごま油:大さじ1(マルホン 圧搾純正胡麻油を使用)
- 砂糖:大さじ2
- こいくちしょうゆ:大さじ1(京都の松野醤油「昔づくり こいくち醤油」を使用)
- 本みりん:大さじ1(京都伏見の酒蔵 黄桜の本みりん)
- 純米酢:大さじ2(ミツカン)
- マヨネーズ:大さじ3(キューピー)
- 練りからし:小さじ1
調理(作り方)
1.具材を作る
具材は事前に用意して冷蔵庫で冷やしておきます。
※ 具材は好みにお応じて色々なものを使ってみて下さいね。(低温調理で作った「鶏むね肉」を入れると、棒棒鶏のような感じになりますよ。)
- 錦糸卵(錦糸玉子)はこちらの記事を参考にしてください。
- きゅうりの細切りは「板ずり」をしてから細切りにすると良いでしょう。
きゅうりの「板ずり」とは、表面を滑らかにして口当たりをよくするために、塩をこすりつけることです。具体的には、まな板の上に塩を敷いて、きゅうりを転がして表面の突起を滑らかにします。
塩には、酸化酵素の働きを抑え、変色させない効果があるので、色鮮やに仕上がります。
2.「ごまだれ」を作る
1)コンソメスープを作る
小鍋に100mlの水とコンソメを1個入れ、加熱して溶かします。完全に溶けたら火をとめて冷まします。
2)「ごまだれ」の調味料を合わせる
コンソメスープが常温にまで冷めたら、調味料を全部混ぜ合わせ、冷蔵庫で冷やしておきます。
出来上がった「ごまだれ」はやや濃い目ですが、盛り付けの際に添える氷が溶けだすと程よい濃さになります。タレを多めにしたい場合は、調味料の比率を変えずに分量を増やすなどの調整をしてください。また酸味を強くしたい場合は酢の量を増やしてみてください。
3.中華麺を茹でる
1)冷水を用意する
茹で上がった中華麺を冷やすために、ボールに水を張って氷を入れておきます。
2)中華麺を茹でる
大き目の鍋に水を入れ沸騰させます。(温度が低いと麺が粉っぽくなります。)
※ 鍋は大きいほどいいのですが、最低でも1.5L程度の鍋を使いましょう。(1.5Lの鍋で中華麺2玉が限界)
中華麺を入れ、吹きこぼれないように火加減を見ながら麺をかき回しながら茹でます。(茹で時間は中華麺の注意書きをよく読んで、好みに合わせて茹で時間を調整しましょう。生中華麺の場合は2~3分ほどで良いことが多いようです。)
3)中華麺を冷やす
茹で上がった中華麺はザルに上げ、流水にさらして温度を下げます。
中華麺の粗熱が取れたら、ボールに張った冷水に浸けて冷やします。(麺が締まり、食感が良くなります。)
中華麺がほどよく冷えたら、ザルに上げて水気を切ります。
4.盛り付け(完成)
深めの皿に中華麺を盛り付け、「ごまだれ」をかけ、角氷を3個ほど添えます。
※ この時点では「ごまだれ」が少ないように見えますが、氷が解けるとタレの濃さと量は丁度よくなります。(麺をタレにどっぷりと漬けたい方は、タレの量を調整してみて下さい。)
最後に具材を盛り付けて完成です。
最後に
簡単に手に入る範囲内で拘った調味料で作った「ごまだれ」は大変に美味しく、家族だけでなく友人などからも良い評価を頂いています。
冷やし中華だけでなく、パスタやサラダドレッシングとしても使えるので、是非試してみて下さいね。