なにかと忙しい一人暮らし、時間がないからといって外食ばかりでは経費が掛かり過ぎる。かといって、インスタント食品に頼ると体に良くない。
そんな人のために、お金を掛けずに短時間で誰にでも作れる丼物を考えてみました。慣れるとカップ麺を作るのと変わらない時間で作れるので、是非参考にして下さい。
きつね丼と牛丼
牛丼の余りを玉子で閉じた「牛とじ丼」
この料理で覚えてほしいのは「砂糖」「醤油」「みりん」の使い方だけです。これだけを覚えておけば材料を変えるだけで、ほとんどの和食(煮炊き物)を作れるようになります。
最初は「砂糖:1」「醤油:1」「みりん:1」の等分で味付けしてみて下さい。お酒(水でもよい)は「だし汁」の濃さを調整するもの程度と思っていいです。一度、作ってみて自分なりに配合を工夫して頂ければ好みの味付けになります。
調味料の使う順序として「さしすせそ」という言葉がありますが、料理をしたこともない人が気にすることはありません。高度な調理は時間のある時にゆっくりと楽しむことにしましょう。
きつね丼の作り方(1人分)
☆材料
- 玉子:2個
- お揚げ:1/4枚程度(刻んで冷凍しておくと便利です。なければ玉子丼なります)
- 白ネギ:適量(刻んで冷凍した青味の部分を使用していますが、なくても構いません)
※ 鶏肉を入れると「親子丼」になります。他に「蒲鉾」「竹輪」など身近な食材を加えると違った味が楽しめます。
☆調味料
- 砂糖:大さじ1
- 醤油:大さじ1
- みりん:大さじ1
- 酒(日本酒):大さじ1(お酒がない場合は「水」でもOKです)
調理(作り方)
- 鍋に調味料(全部)とお揚げを入れ中火で1分程度煮たら、冷凍のネギを入れます。
- ネギが解凍されたら玉子(黄味が潰れる程度に軽く溶く。溶かなくてもOK)を入れます。
- 鍋の縁から玉子が固まって来るので、スプーンを使い鍋の縁から剥がすように混ぜます。
- 玉子が好みの硬さになったら、丼のごはんに乗せます。
- だし汁が少なければ「炒り卵」、多ければ「スープ」になってしまうので、数回作って調整してみて下さい。
- だし汁が多いかなと思ったときは、玉子を入れる前に、丼に盛り付けた「ごはん」に前もってかけるのもありです。
牛丼の作り方(2人分)
普通サイズの牛丼2杯分を想定していますが、超特盛のようにお肉をたくさん食べるのならこのままのレシピ、1杯分だけなら半分を目安にして下さい。
☆材料
- 牛肉(切り落とし):300g
- 玉ねぎ:1/2個
☆調味料
- 砂糖:大さじ2
- 醤油:大さじ2
- みりん:大さじ2
- 酒(日本酒):50ml(お酒がない場合は「水」でもOKです)
料理(作り方)
- くし切りにした玉ねぎ(1/2個)を鍋底に敷き、その上に牛肉(300g)を広げて載せます。
- 調味料(全部)を加え、中火で加熱します。(すき焼きの要領です)
- 牛肉に火が通ったら、丼のごはんに乗せます。
牛丼の肉が残ったら
残った牛丼の肉を玉子で閉じたら「牛とじ」になります。冷蔵庫に入れておくと翌日くらいまでは食べられます。
牛とじ丼
- 余った「牛ナベ」を火に掛けて、「きつね丼」の要領で玉子を入れるだけです。
温めなおす
玉子で閉じる
「牛とじ丼」の完成
まとめ
自炊は苦手でも「砂糖」「醤油」「みりん」の使い方だけをマスターすれば、食材を変えるだけでいろいろな「丼物」を短時間で作れるようになります。
残業で遅くなると食事を作ってまで食べようといった気持ちが無くなるのは分かりますが、インスタント食品は体に良くありません。若い間は大丈夫と思っていても、長期間続けていると様々な体調不良が起きてきます。
何時までも、健康でバイタリティーに仕事をするためにも健全な栄養管理と食事に気を付けてくださいね。「お父さん」や「お母さん」もあなたの健康を望んでいますよ。
今回は、一人暮らしの人向けに短時間で作る「丼物」を紹介しましたが、一般家庭でも短時間に作れるこれらの料理は覚えておくと大変便利です。
たまには手抜き料理、それでも美味しくて栄養が摂れたらいいのではないでしょうか。材料の下ごしらえは意外に時間が掛かるものです。休日など時間のある時に下ごしらえをしておいて、冷凍保存しておくと大変便利です。