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日本酒の肴に作った「タラの白子ポン酢」
とろけるような食感とクリーミーな濃厚さが特長の「タラの白子」は1~2月が旬です。今回の料理に使った白子は鮮魚店で200g/500円ほどで販売していたもので、臭みもなくとても美味しく頂けました。
魚の内臓なので見ただけで敬遠してしまう方も多いのですが、簡単な下処理をするだけで料亭のような味になります。
この料理は鮮度がすべてですので、鮮魚店など素材(タラの白子)の状態を親切に教えてもらえるお店で購入するのがオススメです。
材料
- タラの生白子:200g
- お酒(日本酒):適量
- 塩:小さじ2程度
- 水(塩水用):800cc程度
- お湯:適量
- ポン酢:適量
- もみじおろし:適量(大根おろし、一味唐辛子)
作り方
1. 生白子を洗う
生白子を水で丁寧に洗い、「血」や「ぬめり」を流水で落とします。
【ポイント】
生白子は潰れやすいので、優しく洗いましょう。
2. 白子のスジを取り除く
水気を切り、白子をつないでいるスジを切り落とします。
【ポイント】
スジが残っていると、食感が悪くなるので丁寧に切り落としましょう。
3. 切り分ける
食べやすいサイズに切り分けます。
【ポイント】
白子は圧し潰さないかぎり、切っても中身が飛び出ることはありませんが、出来るだけ優しく取り扱いましょう。
4. 臭みを抜く
ボールに水(800cc程度)を張り、塩(小さじ2程度)を入れ、白子を5分程度浸けておきます。
5. ゆでる
鍋に水を張り、酒を適量加えて軽く沸騰させ、白子をゆでます。
- お酒を加えることで臭みがなくなり、ほんのりとした日本酒の香りと風味が味を引き立てます。
- お湯の温度は沸騰直前(80℃程度)で、ゆで時間は2分にします。(表面がふっくら、中身がとろとろに仕上がります)
- 一度にゆでる量は、2~3塊程度が調理しやすいでしょう。
6. 盛り付け
ゆで上がったら、冷めない間に器に盛り、ポン酢ともみじおろしで頂きます。
この料理について
ゆで上がった白子を冷水に浸ける方法がありますが、寒い時期が旬の白子は温かい状態で食べたいと思います。日本酒の肴にすると、ぽかぽかと体の芯から温まります。
白子といえば「トラフグの白子」は絶品ですが、タラの白子でも下処理をうまくすれば、フグの白子と見分けがつかないほど美味しく頂けます。
好き嫌いがあるかも知れませんが、魚介類で「ウニ」や「イクラ」が食べられる人なら大丈夫だと思います。初めて食べると、きっと感動することでしょう。