鶏手羽元と白米で作るサムゲタン風のシチューを紹介します。
韓国の代表的な薬膳料理のサムゲタンは、丸鶏にニンニクやもち米などを詰めて煮込む料理ですが、手羽元と白米でも本格的なサムゲタンのような料理ができます。
薬膳料理というだけあって、季節の変わり目の体調不良や夏バテの解消に効果があります。煮込みに時間が掛かりますが、お箸でほぐれる鶏肉はホロホロで、とろみのあるスープは体の隅々まで温まります。
材料(2人分)
煮込み材料
- 昆布だし(水だし):1L(水でもよい)
- 鶏手羽元:6本
- 白米:30g(もち米の代用)
- 玉ねぎ:1個(くし切り)
- 長ねぎ:1/4(白と緑が混ざっている分岐の部分)
- にんにく:3片(みじん切り)
- しょうが:15g(みじん切り)
- 酒:大さじ2
- ごま油:大さじ1
- 塩:小さじ1
- とうがらし:鷹の爪2本
薬味(トッピング)※お好みでどうぞ
- ねぎ:適量
- すりごま:適量
- 塩:適量
- こしょう:適量
調理(作り方)
1.昆布だしで煮込む(約1時間)
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昆布だし
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鶏手羽元・玉ねぎ・お米
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調味料を加える
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長ネギと唐辛子を加えて煮込む
- 昆布だしが沸騰したら、煮込み材料をすべて入れ中火で煮立て、アクをすくい取ります。
(材料の入れる順番は特にありませんが、「長ねぎ」と「とうがらし」は後で取り除くので、最後に入れた方が取りやすくなります) - 蓋をして1時間煮込みます。(火加減は、蓋をしても吹きこぼれない程度のとろ火~弱火に調節します)
2.「長ネギ」と「とうがらし」を取り除く
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トロトロになった長ねぎ
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「長ねぎ」と「とうがらし」を取り除いた後
-
40分ほど煮込んだら「長ねぎ」がトロトロになっているので、「とうがし」とともに取り除きます。
「煮込み時間が長いので・・・ちょっと」と思われる方は、どこの家庭にもある炊飯器で煮込むのもありです。
↓↓以前に炊飯器の煮込みモードで1時間放置して出来上がったサムゲタン風煮込みです。
3.塩とこしょうで味を調えて完成
最後に塩とこしょうで味を調え、盛り付けて完成です。ちょうど2人分になりました。
今回のトッピングは、「長ねぎ」と「すりごま(金ごま)」です。
ホロホロの鶏肉ととろみスープ
長時間煮込んだ鶏手羽元はホロホロで、お箸でつかんだだけで骨から外れます。また、手羽元の端に付いている軟骨も柔らかくなっています。
とろみのあるスープは、見た目よりサッパリとした鶏のスープといった感じで、「にんにく」と「しょうが」の相性も抜群で、体を芯から温めてくれます。
冬場にお勧めの料理ですが、夏場でもエアコンの効いた部屋で1日中仕事をしている人にもお勧めです。食べると血行がよくなるためなのか、体がポカポカと温まります。