あぐーベーコンのナポリタン
口に入れるととろけだす甘味と旨味が凝縮された脂身と、ほどよくコリコリとした食感の皮。そんな食材の旨味を最大限に活かしたかったので加熱時間を短くし、あっさりとしたトマトソースで仕上げました。
【作り方】あぐーベーコンのナポリタン
今回、使用した材料は妻の友人からの頂き物で、「国際食肉コンテスト」おいて数々の金賞を受賞している佐賀県の「燻や」さんの「あぐーベーコン」です。地元(佐賀県)で採れた野菜も一緒に頂きました。
インターネットでも販売しているようですが、是非とも紹介したい今回の主役「あぐーやんばる島皮付きベーコン」は、ネット販売のサイトで見つけることができませんでした・・・!?
興味がある方は、URLを貼っておきますから直接問い合わせてみてくさい。
材料(2皿分)
☆材料
- あぐーベーコン:2枚(126g)
- 玉ねぎ:中1個:(200g)
- ピーマン:中2個
- スパゲティ:180g
- トマト缶:1/2(200g)
- 赤ワイン:大さじ2
- ニンニク:1欠
- オリーブオイル:大さじ1
- 塩:適量
- マキシム(スパイス):適量
- バジル(みじん切り):適量
- パルメザンチーズ(粉):適量
下ごしらえ
- 「あぐーベーコン」は1cm幅の短冊に切る
- 玉ねぎはくし切り
- ピーマンは5mm幅程度に細長く切る
- ニンニクはスライス
作り方(調理)
- フライパンにオリーブオイル(大さじ1)とスライスしたニンニクを入れ弱火で香りを出します。
- ニンニクが色づいたら、くし切りにした玉ねぎをいれ中火で10分程度炒めます。
- 玉ねぎがしんなりとして色づいてきたら、短冊に切った「あぐーベーコン」と細切りのピーマンを加え軽めに炒め、塩を振り全体の味を調えます。(※ 燻や「あぐーベーコン」は塩気がほとんどありませんが、塩を振り過ぎると風味を損なうので控えめにします)
- トマト缶(1/2)と赤ワイン(大さじ2)を加え、とろみが出るまで10分程度中火にかけます。(※ 「あぐーベーコン」とピーマンには火が通り過ぎないようにしましょう。時間は短いほど美味しく出来ます)
- 一旦、火を止めて全体に味を馴染ませます。その間にスパゲッティ(180g)を茹でます。(※ スパゲティ100gに対して、お湯:1L(1000cc)、塩:小さじ1)
- スパゲティが茹で上がるタイミングを見計らって、弱火でソースを温め湯切りしたスパゲティを入れます。
- 全体を混ぜ合わせ、スパイス(マキシム)で味を調えます。
- お皿に取り分けて、バジルとパルメザンチーズをふりかければ完成です。
あぐー豚とは
沖縄県固有の「あぐー豚」をご存じだろうか?
「あぐー豚」は約600年前に中国から輸入され、沖縄で独自に育った島豚が起源で、第二次世界大戦によって絶滅したと思われていた品種でしたが、わずかに残った島豚を10年もの歳月をかけて復元に成功した「幻の豚」です。
大きさは一般的な豚の1/3~1/2程度で、体重は約110kgと小さいため食べられる肉の量も少ない品種です。
肉質は全体に霜降りの割合が多いのですが、脂肪の融点が38.1℃と低いため柔らかく口の中で脂がとろけます。また、コラーゲンが豊富で美容や健康にも良く皮のコリコリとした食感がたまりません。
「あぐーベーコン」の試し焼き
フライパンを弱火にかけて少し温まったところで、「あぐーベーコン」の切れ端をのせてみると、すぐに脂身が溶け出します。
一般のベーコンとは違い、動物独特の脂臭さがなく体温で溶ける上質の脂身は豚とは思えません。また、「燻や」さんが作るベーコンは塩分も少なく素材の味を最大限に引き出しています。
まとめ
今回紹介したナポリタンは、調理に時間が掛からずシンプルな料理法ですが、味は本格的です。高級食材の「あぐーベーコン」は頂いたものなので、価格を気にせずに調理出来ましたが、通常のベーコンでも今回の調理方法で美味しく仕上がるので試してみて下さい。
このベーコンも頂いた「燻や」さんの製品。さすがに「国際食肉コンテスト」で金賞を受賞しただけの価値が感じられます。
世界が認めた「燻製」の達人“田辺英雄氏”が作ったハム・ソーセージは日本が誇る食品の一つだと思います。
製造元直販はこちらのURL:https://www.kunya.net/view/category/hum
「あぐーベコン」は含まれていませんが、Amazon でも販売しています。
トマトとピーマンは今が旬の夏野菜です。トマトの「リコピン」は酸化作用が強いので、夏バテや紫外線が身を守ってくれます。ピーマンは「ビタミンC」が豊富に含まれていて、旬には鉄分の含有量が通常の時期に比べて2~3倍にもなるので、汗をかく夏場は貧血予防にも最適です。
パスタにしなくても、一度は食べて頂きたい「あぐーベーコン」は、希少かつ美味しい食材なので価格が年々高騰しているようです。