京都の台所と呼ばれる錦市場と錦天満宮

京都の台所と呼ばれている錦市場は、京都一の繁華街である四条通りの1本北に位置する錦通りにあり、西は高倉通り、東は寺町通りまでの約400mの間で、古くからの魚屋や八百屋などの店舗が、狭い道を挟んで並んでいます。

京都の台所といわれるだけあって、錦市場に行けば大抵の食材は手に入れられます。魚や野菜は鮮度がよく、この市場でないと扱っていない乾物や漬物などがあり、京都の高級料亭に卸しているお店も多くあります。

昔は、地元民や地域の料理屋が食材を求めてやって来る、京都民のスーパーマーケットのような存在でしたが、近年では京都市内の至る所に、大型のスーパーマーケットが出来て、地元民が離れがちになっています。

今では、地元民より海外や他府県からの旅行者が主なり、食べ歩きの市場(道)になっています。

今日の錦市場

↓↓が今日の錦市場の様子。コロナ感染防止対策で緊急事態になっているので人がいません。

普段なら、普通に歩くことも困難なほどの状態ですが、シャッターを下している店もちらほらとあり、買い物をしている人はすぐ近くの住民のようでした。

 

今日、ここに来たのは市場の中ほどにある「のと与」という「うなぎ屋」でしたが、緊急事態が出ている間は休業するとの張り紙。うなぎ1尾乗せの丼を食べようと思っていたのに残念です。

生鮮食品を扱っている店がほとんどなのに、これだけ人が少ないと鮮度も落ちるし腐る心配もある。そうなれば捨てるしかない。コロナが生み出した食品ロス…….。と考え持って歩いていると。

うどんが美味い「冨美家(ふみや)」の前。ここの「冨美家鍋(鍋焼きうどん)」は旨いのですが、この暑い日にはチョット無理。

うなぎに裏切られて、お腹は減っていたのですが「うどん」の気分でなかったので通り過ぎることにしました。

次に目には入った店は、大正7年創業の打ち刃物の店。関東の築地には「築地正本(つきじまさもと)」、京都の錦には「有次(ありつぐ)」といわれ、京都の料理人のおおくが使う包丁と調理用具(鍋など)を取り扱っている店。

私が愛用している包丁もこの店でオーダーしたものです。前持って注文しておけば望み通りの包丁を作ってもらえます。特殊なものならマグロを解体する包丁、日本刀のようなものも作ってくれます。

錦天満宮

錦市場を西から、終点の寺町まで歩くと、錦天満宮が正面に見えます。寺町京極と新京極の間に錦天満宮の鳥居があるのですが、これが道路の真ん中に立っているのです。昔はこの辺までが神社の境内だったのでしょうね。

よく見ると鳥居の両端がビルの壁を突き抜けています。突き抜けている部分は鳥居の頭(笠木、島木、貫)で店舗の中に入ると、それを見る事が出来ます。少しびっくりしますね。

天神さんといえば「菅原道真公」がお祀りしてあり、北野天満宮があるのになぜか疑問に思い神社の人に聞いてみると、菅原道真公(菅公)の父親である菅原是善の旧邸、菅原院と深く関わっているそうで、詳しくはホームページに書いてあるとか。

宗教法人 錦天満神社
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せっかく来たのだからお参りをしてきました。200坪ほどの小さな神社ですが、本殿のほかに
塩竈神社(しおがまじんじゃ)」「白太夫神社(しらだゆうじんじゃ)」

日之出稲荷神社(ひのでいなりじんじゃ)」「七社之宮(ななしゃのみや)」があります。

摂社・末社

 

御神牛

京の名水 錦の水


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