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茅の輪くぐり|上賀茂雷神社

上賀茂雷神社(上賀茂神社)では年に2回(6月と12月)に「大祓式」(おおはらえしき)が行われます。6月(水無月)に行われる神事が「夏越大祓」で午前に「茅の輪くぐり」、夜に「人形によるお祓い」が執り行われます。

夏越の祓とは、1年の半分にあたる6月30日に、半年の間に身に溜まった穢れを落とし、残り半年の息災を祈願する神事です。

上賀茂神社では今月の10日から「茅の輪」が据えられ、今日が「夏越大祓式」の日です。

夏越大祓(神事)の様子

二の鳥居を入ったところに大きな茅の輪が据えられ、神職の方がここをくぐって厄除けを行い、御手水川(みたらいがわ)の上に建てられた橋殿(はしどの)に向かいます。

この「茅の輪」をくぐる事によって半年の罪穢れを祓い去り、無病息災に過ごすことが出来ると言われています。くぐる際には「水無月の夏越の祓する人は千歳の命のぶといふなり」と黙唱し、正面からくぐり左周りで正面に戻り、再度くぐって右回りで正面に戻る、最後は通り抜けて本殿に向かい参拝します。

一般の参拝者と違い、神事では本殿に向かう前に、橋殿(勅使参詣の際に御拝した所)で儀式が行われます。

この橋殿(はしどの)は1863年に建て替えれた殿舎(重要文化財)で、一般者の立ち入りは禁止されています。

この後、神職の方は重要文化財の「玉橋」(たまばし)を渡り、楼門をくぐって国宝の「本殿」に向かいます。

本殿では神職による神事が厳かに執り行われました。(厳かで神聖な印象です)

今夜8時から「人形によるお祓い」が執り行われます。この神事は御手洗川に松明がたかれ見ごたえがあります。

神事を見ていると、私がまだ独身だった頃、肝臓がんで余命を宣告された父親が毎年、ここ上賀茂神社で行われる「馬比べ」の時に、「馬場殿」に父親が座っていたことを思い出しました。

そして、父親の横には神職の姿をした「ばんばひろふみ」さん、競走馬には息子さん、その様子を撮影に来ていた母親の「平山みき」さんが黄色い服に黄色のビデオカメラ。

あいにく今年はコロナの影響で「馬比べ」は中止になったようですが、一瞬で当時の記憶がよみがえりました。

上賀茂神社のご案内

上賀茂神社境内の様子は、公式ページ「境内のご案内」で確認できます。

二の鳥居の手前にある「神馬舎」では神馬に人参を与えることが出来ます。

 

花手水は季節のアジサイで装飾

個人の願い事

実母と義母を合わせて家族が6人なので、「茅の輪」を三回周りを6セット、合計18回も回り、帰りに厄除けの「茅の輪守」を二つ授与して頂きました。

毎年、この時期にホタルを放ち、夜の特別参拝とほたる観賞が行われていたのですが、今年は終わったようです。御手洗川は水が奇麗なので、夜にはホタルを沢山見る事が出来ます。

残り半年の無病息災を祈願する神事「夏越祓(なごしのはらえ)」が行われる6月30日は水無月を食べる日です。帰りに買ってきました。

父親の命日ではありませんが、思い出したので仏壇にお供えして頂きました。