男の料理|最後まで美味しい「すき焼き」

今夜は「すき焼き」

有名店で頂く「すき焼きは」仲居さんが目の前で肉を焼いて、食べごろを見計らって器に入れてくれます。高級なお肉に砂糖と醤油で味付け、残った肉汁で野菜を焼いて頂くのが、おおよそのパターンです。

ところが、自宅では「すき焼き」のつもりが「すき炊き」になってしまい、最後になるとコテコテで思ったほど食べられないのが常です。

何とかならないのかと試行錯誤を繰り返し、自己流で最後まで美味しく頂ける「すき焼き」を作ってみました。

自己流「すき焼き」の作り方

【ポイント】

  • 割り下は、みりんと自家製特製醤油で作りました。自家製特製醤油は、以前紹介した塩昆布を炊いたときに取り置いた醤油で、昆布としいたけの旨味が効いています。
  • お肉は焼目が付く方が美味しいので、別のフライパンで先に焼いておきます。そうすることで、肉は「すき焼き」で野菜は少し炊き込んで味を染み込ませることができます。

材料(4人分)

☆材料(4人分)

  • 牛肉:500g(国産黒毛和牛)
  • 青ネギ:3本
  • 白菜:1/4
  • 椎茸:2本(大)
  • エノキタケ:1株
  • しらたき:260g(1袋)
  • 生卵:4個

【割り下】

  • みりん:200cc(タカラ本みりん)
  • 特製醤油:200cc

下ごしらえ

◎割り下

  • みりん200ccと自家製特製醤油200ccを混ぜます。

※市販の濃い口醤油でもかまいません。
※分量は1:1で混ぜます。

◎肉を焼く

  • 牛肉は前もって焼いておきます。焼き加減はお好みでかまいませんが、表面に焼目が付くと香ばしくなります。焼き過ぎると硬くなるので、表面だけを焼くようにします。

調理(作り方)

1

  • すき焼き鍋に、あらかじめ焼いておいたお肉を入れて割り下を掛けます。

※割り下と肉汁が混ざり、野菜を入れる準備が完了です。
※2回目以降は、好きなタイミングでお肉を入れて大丈夫です。

2

  • 割り下が煮詰まらない間に野菜を入れます。
  • このタイミングでお肉を食べます。
  • 野菜は、よく炊けて味が染み込んだら食べごろです。

3【完成】

こんな感じでお肉が出来上がりました。

味がよく染みた椎茸が思った以上に美味しかった!

お肉を前もって焼いているので、野菜を炊いているところに入れても、焼いた風味があるので最後まで美味しく頂けます。

割り下に砂糖を使わずに「みりん」を使ったので、アッサリとした甘みに仕上がりました。とはいえ、煮詰めすぎると、しつこくなるので入れる量と野菜から出る水分で調整すると最後まで美味しく頂けます。

すき焼きに「しらたき」を入れても肉は硬くならない

「しらたきを肉の傍に入れると肉が硬くなる」って聞いたことはありませんか?
気になったので調べてみました。

しらたきは、こんにゃく芋をすりおろしたものや、粉末にしたものに凝固剤の水酸化カルシウムを入れて作られています。

そして、水酸化カルシウムはアルカリ性であるために肉が硬くなると一般的にいわれてきましたが、実はしらたきよりも豆腐の方がカルシュウムが多く含まれています。なので、豆腐も肉を硬くするはずですが、そんなことはないですよね。

そんな事もあってか、「一般社団法人 日本こんにゃく協会」が第三者機関に、しらたきが肉の硬さに影響を及ぼすのか実験を依頼したそうです。

実験の結果は↓↓の通りで、肉が硬くなるのはしらたきの影響ではなく、加熱時間によるものだと分かったそうです。

実験結果(こんにゃく協会のニュースリリースより)

※実験結果(こんにゃく協会のニュースリリースより

「しらたき」が肉を硬くするといった噂はウソのようです!

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