京都の平野神社の北側にあるラーメン店「紫蔵」は何時も学生らしき若者が列を作り賑わっています。
この気になるラーメン店、今日の昼は比較的に空いていたので食べてみました。
店内は10席ほどのカンターで、テーブル席はありません。注文は券売機で食券を買うシステム。「らーめん」と「ちゃーしゅーめん」に「ごはん」、その他に「ビール」とトッピングが幾つかあるといったシンプルなメニューです。
好みに合わせて、「醤油の濃さ」「脂の量」「麺の硬さ」が選べます。テーブルに置かれている調味料は「おろしニンニク」「ゴマ」「胡椒」「醤油」「一味」の5種類。
メニュー
調味料
家系ラーメン「紫蔵」の味
「紫蔵」は京都では珍しい「家系ラーメン」で、味が濃く「らーめん(並)」で満腹しました。
らーめん(並)※初めて食べるものは標準(基本のメニュー)で評価する
- スープ:豚骨醤油
- 麺:中太の中華ちじれ麺
- チャーシュー:鉢半分ほどの大きさで厚みが5mm程の赤身豚ロース
- 具材(トッピング):ほうれん草、海苔3枚、少量のネギ
豚骨醤油のスープは白湯スープ寄りで、醤油よりも塩味が濃く、脂気も多い。
太めのちじれ麺は全体に短い目で、中には数センチに切れてしまっているものもあるのですが、もっちりとした独特の食感があり食べ応えがあります。
厚みがある大きいサイズのチャーシューは、あっさりとした味付けで脂身が少ないが柔らかく仕上がっています。ボリュームがあるので「ちゃーしゅーめん」でなくても満足できるでしょう。
家系ラーメンの特徴でもある、トッピングのほうれん草と海苔は、濃いめのスープにあっさりした感覚と風味がラーメンを引き立てています。
豚骨醤油のスープ
太めのちじれ麺
厚切りのチャーシュー
ほうれん草
家系ラーメンとは
家系(いえけい)ラーメンは横浜系ラーメンともいい、神奈川県横浜市西区南幸にあるラーメン店「吉村家(よしむら家)」が元祖で総本山と呼ばれています。
吉村家のラーメンは濃厚な豚骨スープ(豚骨&鶏ガラ)で極太ストレート麺、分厚くスライスしたチャーシューに鉢からはみ出すほど大きな海苔が3枚と青味のほうれん草が特徴です。
京都の「紫蔵」も家系ラーメンで、ちじれ麺を使っているが「吉村家」と同じ「酒井製麺」の麺を使用していることから、総本山との繋がりが感じられます。