新鮮な北海道産の水ダコの足が手に入ったので、刺身と吸盤のアヒージョを作ってみました。
水だこの刺身と吸盤のアヒージョ
水ダコを刺身にする場合、数秒ほど湯引きする調理法が一般的ですが、今回の水ダコは水揚げされて間のない新鮮なものなので、生のまま刺身にします。そして、吸盤は雑菌が潜んでいる可能性があるためアヒージョにしました。
コリコリとした独特の食感が楽しめるタコの吸盤ですが、雑菌がたくさん潜んでいるため、刺身で食べるためにはすべての吸盤を丁寧に洗う必要があります。
水だこの下処理から刺身まで
タコは、片栗粉や米ぬかでヌメリを取る方法もありますが、今回は大量の塩で揉みながらヌメリと汚れを落としていきます。
1
水ダコの吸盤の横に包丁を入れ、手で皮をむいていきます。
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皮がむけたら、大量の塩で揉み込むようにして、水洗いします。
水を3~5回程度入れ替えて濁りが無くなるまで洗います。
3
洗い終わったら水分を拭きとり、吸盤を切り落とします。
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これで下処理は終わりです。
あとは、水気を完全に拭き取って、薄くスライスします。
※ 水ダコの身はブニブニと柔らかく切りにくいため、よく切れる包丁で薄くスライスしましょう。
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完成(盛り付け)
わさび醤油で頂きます
水ダコ吸盤のアヒージョ
先ほど切り取った水ダコの吸盤を使ってアヒージョにします。
材料
使用する鍋の大きさによってオリーブオイルの量が異なるため、材料の量は目安です。
- 塩:適量
- ピュアオリーブオイル:食材が完全に浸かる量
- 刻みニンニク:大さじ1~2程度が目安(オリーブオイルの量によって調節)
作り方
1
水ダコの吸盤を適当な大きさにちぎって塩をもみ込みます。
3分程度ゆでたらザル上げして水気を切ります。
アヒージョはオリーブオイルとニンニクで香りをつけるのが主な目的で食材にほとんど味が付きません。そのため、この段階で少し濃い目の味をシッカリとつけておきます。
2
鍋にオリーブオイルとニンニクをいれ弱火で香りを出していきます。
タコの吸盤を入れ5分程度煮込めば完成です。
揚げ物ではなく煮込み料理なので、弱火でゆっくりと煮込んでニンニクの香りを出していきます。
3
水ダコ吸盤のアヒージョの完成です。好みでバシルやパセリを振り掛けると一層風味が出て美味しくなります。
アヒージョとは、オリーブオイルとニンニク(みじん切り、スライスなど)で食材を煮込むスペイン料理で、本場のスペインでは「アル・アヒージョ (al ajillo)」と呼ばれています。