自尊心を持つのに特別な能力は必要ありません。だれでも自分の価値を信じて自分のことを好きになればなるほど幸せを感じるようになれます。ところが多くの人は自尊心について誤解しています。
気楽に考えろ!ありのままの自分を認めてやれ!それが自尊心。
自分が幸せでなければ人を幸せにできることは無い!
幸せになるのに遠慮はいらない!
人より優れている何かを持っていると、優越感を感じることができて自信が生まれます。そして、その自信が自尊心と思っているのです。しかし、それは自尊心ではありません。
自尊心は人より優れているから持つことができるのではなく、未熟であっても自分を知り好きになることから始まります。そして自尊心は、その人の人間性とともに常に成長していくものです。
自尊心とは
自尊心とは傲慢になることではなく、自分の価値を信じることです。
- 自尊心を持つことは傲慢やうぬぼれにつながる。
- 自尊心の高い人は自己中心的で人からの称賛を求める。
- 自尊心の高い人は、自尊心の低い人を見下す傾向がある。
このような「自尊心の高い人」=「いやみな人間」といった思い込みが勘違いを生み出しています。これが自尊心を持てない人の勘違いです。
本当に自尊心の高い人は、自分を信じているので威張ることも傲慢になる必要もありません。
- 他の人が傲慢であったりうぬぼれていていたりしても平気でいられる。
- 自分の価値を信じているから、自己中心的な他人からの称賛など必要としない。
- 誰に対してでも威張ったりせずに敬意をもって接する。
能力が無くても自尊心を持つ
何をやっても人より劣る「自分はダメな人間だ」。何かで成功した経験がないから「自信がない」といった思いから自尊心が持てないといった人が多くいます。しかし、特別な能力を持っていなくても自尊心の高い人がいます。
これは、「能力があるから自尊心が持てる」思っている人と、「今は能力が低くても自分のことが好きで、努力すれば必ず一定以上の能力を手に入れることができる」と信じている人との違いです。
初めから能力が高い人はいないし、これから先も初めて挑戦することには、まったく能力がないと思っても過言ではありません。
よく考えてみてください。能力があるから自尊心が持てるとするなら、新たなことに挑戦しようとした途端、それに対する能力がないことに気づき自尊心が崩壊。もしくは自尊心を失いたくないから挑戦しないことになります。
自尊心は成長していかなくては意味がありません。たとえ今の自分の能力を低くても、ありのままの自分を理解して、自分の事を大切に思い好きになることです。
他の人が、あなたをどう評価しようと気にする必要はありません。なぜなら、今やっていることに能力がないことを自分が一番よよくわかっているからです。
能力が低くても自尊心を持つということは、これから努力して能力を高めようとする意志の表れでもあります。
初めから特別な能力がある人はいません。能力や自身が無くても自尊心を持つことが大切で、自尊心は長年の月日をかけて高めていくものです。
自尊心を高める心得(育てていく)
自尊心を高めるに常に持っておきたい心得があります。それは、自分勝手ではなく謙虚な気持ちを持ち、いい意味で周りを気にしないこと。そして、良いところも悪いところも含めて自分を好きになり大切にすることです。
ありのままの自分を認めて足りないところを補っていくことで、自尊心を高めることができます。
- 自分を無条件に愛する
- 自分を大切にする
- 自分の価値に気づく
- 自分の未熟さを認める
- 自分を最優先する
- 自分の周りのものに感謝する
- 成功することを信じる
- 人に認められようとしない
- 批判を気にしない
- 人は、一人ずつ違うことを理解する