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京都の城南宮では、毎年2月中旬から3月下旬までの期間「しだれ梅と椿まつり」が開催されます。
今日は昨日までの寒さがうそのような春の陽気でしたので、夫婦で「しだれ梅」を見ようと城南宮に行ってきました。21℃に設定している車のオートエアコンが冷房になるほどです。
「神興舎」前のしだれ梅
城南宮鳥居をくぐった所の右側です。
平日にもかかわらず、多くの人が「しだれ梅」を見に来られていましたので、駐車場に入るのに10分ほど待ちました。
まずは本殿にお参りしてから「しだれ梅と椿まつり」のメイン会場になる「神苑」に入りました。すると、梅の花がどこにあるのかわからないのに、甘い香りが漂ってきます。そして、少し歩いて「春の山」まで行くと、満開のしだれ梅の美しい景色が目に飛び込んできました。
150本ものしだれ梅が植えられている「春の山」の景色は圧巻です。
神苑「春の山」のしだれ梅
椿、しだれ梅、三つ葉ツツジなどが次々に咲く「神苑」は、白河天皇が城南離宮を築く際に『源氏物語』に描かれた光源氏の「六条院」を真似て、四季の景色(春の山や秋の山)に優れた離宮を作ったとされ、「源氏物語の庭」とも呼ばれています。
神苑の椿
椿は神苑の入り口あたりから平安の庭にかけて、120種類、400本もの花が次々に開花します。シーズンは9月~3月末なので、そろそろ終わりの季節なのですが、まだつぼみも多く残っていました。
苔の上に落ちている「落ち椿」は藪椿(城南椿)でしょうか。手入れの行き届いた苔と自然に張りめぐらされた木の根が美しい。人工的に作られたようにも見えるこの景色、絶好の撮影ポイントです。
神苑「平安の庭」
平安貴族の邸宅の庭を模して作られた「平安の庭」では、秋に桔梗、萩、ツワブキの花が咲き、もみじの紅葉も見られます。そして、4月29日(昭和の日)には、奈良時代から平安時代にかけて宮中で催された歌会を再現した行事「曲水の宴」が行われる場所でもあります。
神苑「室町の庭」
室町時代の様式「池泉回遊式」の庭園で、池の中央に不老長寿を象徴する松が生える蓮菜島があります。ツツジやサツキに加え、樹齢約150年の藤が植えられた藤棚もあるので、春には奇麗な花が見られます。
しだれ梅と椿まつり
城南宮の「しだれ梅」は一見の価値があります。是非、この機会に拝観してみて下さいね!
「しだれ梅と椿まつり」は、毎年2月中旬~3月下旬にかけて開催されています。
駐車場は無料ですが、イベントが開催されている期間は込み合います。また、開催日時や拝観料は変更される場合があるので、城南宮HP「しだれ梅と椿まつり」で確認してください。
近くには、お食事処「美ね寅」、鴨ラーメン「鴨LABO」などがあるので、昼食には困らないと思います。