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海鮮丼
海鮮だし茶漬け
旬の「生めかぶ」は「海鮮丼」や「海鮮だし茶漬け」にオススメです。
冬の時期、鮮魚店に並ぶ「生めかぶ」は黒褐色をしていて美味しそうには見えませんが、茹でると一瞬で美味しそうな鮮やかな緑色になります。
海鮮丼だけでなく、茹で上がりをそのまま食べても美味しいですし、ご飯に乗せたりみそ汁に入れたりと食べ方はいろいろあります。この時期にしか食べられない食材で健康と美容にもいい効果がありますので是非食べてみて下さい。
それでは「生めかぶ」の下処理の方法と美味しい食べ方を紹介します。
めかぶの下処理
めかぶは茹でると鮮やかな緑色に変わります。また同時に強烈なぬめりも出てきます。そこで、「茹でてから切るのか?」「切ってから茹でるのか?」と迷ってしまうのですが、私の場合は茹でたてをすぐに食べたいので、切ってから茹でるようにしています。
1.めかぶを切る
- めかぶのひだの間を流水でよく洗う
- 茎からひだの部分を外します
- 茎を薄くスライスします
- ひだの部分は細切りまたはざく切りにします
包丁で切る際に片栗粉をまぶすと、ぬめりを取り除いて滑り止めになって切りやすくなります。まぶした片栗粉は水で流してから茹でると気になりません。
2.めかぶを茹でる
- 大き目の鍋に水を入れて沸騰させます
- 5分ほどしてから、茎とひだの部分を別々に茹でます
- ザルにあけて、しっかりと水気を取ります
- 水は100℃以上で5分間沸騰させると塩素やトリハロメタンをほとんど除去できます
- 茹で時間は15秒ほどで、色が緑色に変わったらすぐに取り上げます
- 茹で上がっためかぶは冷水にさらすときれいな色に仕上がりますが、やや粘り気が取れて水っぽくなります(好みで使い分けるといいでしょう)
めかぶの保存方法
旬の「めかぶ」なら生で楽しみたいものですが、パックに入れて販売している「めかぶ」は小さくても200~300gあるので一度に食べきれませんよね。そんなときには冷凍保存がオススメです。
生のめかぶは冷蔵保存で2~3日が消費期限ですが冷凍保存すると30日ほど保存が可能です。生のまま冷凍するのか茹でてから冷凍するのかと迷うところですが、鮮魚店で聞いたところ「生のものを洗ってから袋に入れて冷凍」だそうです。
私の場合は、生の「めかぶ」を切った状態のものを小分けにして保存しています。そうすると解凍してから切る手間がなく、茹でるだけで食べられるので大変便利です。
めかぶの美味しい食べ方
茹でたてのめかぶは、そのまま食べても美味しく頂けますが、ご飯に乗せたり味噌汁に入れたり、酢の物、佃煮や鍋料理に入れたりと何にでも使えます。
あまりにも使える用途が多いので、簡単で美味しいものをいくつか紹介します。
1.シンプルにご飯に乗せて食べる
- これにお刺身を加えると「海鮮丼」になります
- 納豆とめかぶを混ぜてご飯に乗せることもできます
2.味噌汁に入れる
味噌汁やすまし汁に入れると、高級食材の「じゅんさい」のような食感が楽しめます。また、わかめよりも濃厚な味わいがあります。
3.めかぶスープ
お湯に「めかぶ」の細切りを入れて、塩だけで味付けしたシンプルなスープです。このスープは海鮮鍋料理の出汁としても使えます。
4.めかぶ茎の佃煮
タレの作り方
【材料】
- 日本酒:大さじ2
- 本みりん:大さじ2
- 醤油:大さじ2
- 砂糖:大さじ1
- 酢:適量
- 塩:適量
【作り方】
- すべての材料を混ぜ合わせて沸騰しない程度に温めます。
- 薄くスライスしためかぶの茎を茹でてタレと合わせれば完成です。
- タレは火に掛けることで味がまとまります
- めかぶの茎とタレは同じ温度で合わせます(茎が冷えている場合はタレを冷ましてからあわせる)
これは佃煮の味付けですが、三杯酢を合わせるとサッパリとした「酢の物」になります。
めかぶの栄養と効能
生めかぶには、脂質・糖分・ナトリウムを吸着して対外に排出する効果があるため、脂質や糖分の過剰摂取によって起こる肥満や高脂血症、糖尿病、高血圧などの生活習慣病の予防や改善の効果が期待できます。
また、食物繊維(フコイダン)も豊富に含まれているため便通の効果があるとされています。
めかぶ100gあたりの成分(日本食品標準成分表からの抜粋)
- エネルギー:14Kcal
- タンパク質:9g
- 脂質:6g
- 食物繊維:4g
- カリウム:88mg
- マグネシウム:61mg
- ヨウ素:390㎍
- β―カロテン:240㎍
- ビタミンK:40㎍
めかぶに期待できる主な効能
- 便秘解消
- 肥満や高脂血症、糖尿病、高血圧などの生活習慣病の予防
- 新陳代謝の活性化
- ダイエット効果
- 美肌、むくみの解消
めかぶの食べすぎに注意
めかぶには「ヨウ素」が多く含まれています。ヨウ素は甲状腺ホルモンを作るために必要な成分ですが、過剰に摂取すると甲状腺ホルモンが作れなくなり甲状腺機能低下症になることがあるので注意が必要です。