痩せたいと思って食事を制限してみても効果が出ない。
食べ物を買うときカロリーが気になり、ラベルの表記をみて「これならカロリーが低いので大丈夫」と思う。
何故、痩せないのだろうと考えた末、極端なカロリーカット。
体重は落ちたものの皮膚はたるみ、思うような奇麗な体になれない。
こんな経験、ありませんか?
本当にスタイルの良い体型の作り方の基本を教えます。
減量と除脂肪の違い
減量とは、摂取カロリーと消費カロリーの収支をマイナスにして体重を落とすことです。
この方法は、ウェイトによって階級が異なるボクシングなどの競技では必須になりますが、一般の人が行うダイエットではありません。
また、この方法は脂肪だけでなく筋肉もやせ細ることになるので、健康に害を及ぼすことになります。
「スタイルの良い体」を作るダイエットとは、出来るだけ筋肉を失わずに脂肪を減らすことです。
重要なのは体重の減少ではなく、体脂肪率の減少です。
男性で10%~15%、女性で18%~21%程度になれば「スタイルが良いね!」といってもらえるようになります。
SUMMER STYLE AWARD 2018 FINAL BEAUTY FITNESS MODEL
写真は地方大会で勝ち抜いてきたファイナリストたちです。
彼女たちは半年ほどの計画を立てて徐々に脂肪を落とし、コンテスト直前の2週間で一気に絞り込みます。
みなさん女性らしい美しい体です。
ダイエット(除脂肪)にはウェイトトレーニングが必須
脂肪だけを落とすダイエットでも、摂取カロリーと消費カロリーの収支をマイナスにするので、何もしなければ脂肪だけでなく、筋肉までも分解してエネルギーに替えてしまいます。(カタボリック)
この様なカタボリックを起こす可能性がある時こそ、ウェートトレーニングで筋肉を分解させないようにするのです。
ウェイトトレーニングは筋肉の分解を防ぐと同時に、脂肪の燃焼を促進させるので効果的です。
また、ウェイトトレーニングの初心者であれば、低栄養の状態でも多少の筋肥大を起こすこともできます。
ダイエットの期間
食べ物を制限したうえでのウェートトレーニングは想像以上に厳しいものと覚えておいたほうがいいと思います。
極端な食事制限やトレーニングのやりすぎは長期間続かないので、結果が出るまでに断念することになりかねません。
経験がある人なら、初期に一気に絞り込むこともできるかもしれませんが、初心者の場合は期間を決めて徐々に取り組んだほうが良い結果が得られると思います。
初心者にお勧めする目安は、ダイエット期間は5か月~半年。1ヶ月2kg~3kg程度の体重減少。
短期間での過剰な体重減少は健康にも良くないうえに、皮膚がたるむ(お腹の皮やお尻にしわ)可能性があります。
期間は長くても半年で終了、いったん通常に戻して、また繰り返すほうが健康的です。
今回はダイエットの基本的な考え方でした。
ダイエットシリーズ【その1】から【その5】
ダイエットに必要な具体的な計算方法を記事にしていますので順番に読んでみてください!
〇 ダイエット【その2】1日の消費カロリーを知る
〇 ダイエット【その3】三大栄養素で摂取カロリーを調整する
〇 ダイエット【その4】食事の摂り方
〇 ダイエット【その5】腸内環境を整える