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無くすとボケる。有れば苦しめらる。人間の欲って何だろう?

毎年、正月休みの間に「今年の抱負」をいくつか決めているのだが、今年は思いつかない。

なぜ?
自分のやりたい事がわからなくなってきているようだ。自己肯定感が高く、自尊心が強い私がどうしたのだろう?

今の生活に不満はあるのか?
子供は、それなりに仕事に就いているし、妻との仲もよい。家族で協力しあって円満な家庭。

この先に不安はあるのか?
お金持ちではないが、家もあれば車もある。普通に生きていける。今までも何とかなってきたし、これからもそれなりに何とかなる。
楽観的だが深く考えても仕方がない。

一時的なことだと思うけど、今は欲がない

I feel alive

去年は、子供の就職や母親の介護、仕事では社内初の大事業の責任者。非常に忙しく「生きてるって感じ」だった。

神や仏じゃあるまいし、やっぱり人間には欲が必要。欲こそが生きてる証、エネルギーの源だ。

しかし、欲にも「良い欲」と「悪い欲」がある。
「良い欲」=”I feel alive”
「悪い欲」=”I feel dead”
同じ欲でも自身の感覚に大きな相違がある。どうせなら「いい感じ」にしたい。

自身を苦しめる煩悩

仏教では、自分の内側にあり自分自身を苦しめる心を煩悩と呼ぶ。少し意味が違うが「悪い欲」のこと。

また、有無同然(うむどうぜん)といって、「お金」「美しさ」「権力」が手に入っても幸せにはなれないとうい考え方がある。
つまり、外見だけをいくら整えても幸せになれないといった教えである。大切なのは「人間力」

三毒の煩悩。貪欲・瞋恚・愚痴

人間はだれしも多少の「悪い欲」はあるものだが、三毒の煩悩には特に気をつけるべきである。
周りの人達に「感謝」の気持ちがあれば大丈夫だと思う。(勉強になった)

貪欲(とんよく)とは
「財欲」「金銭欲」「承認欲」のことで、自分さえ儲かればいい、自分さえ認められたらいいといった自己中心的は欲のことだ。
私利私欲のためなら何でもする。歴史に残る独裁者が代表的な存在だが、スケールは小さいが私たちの近くにも心当たりの人物はいる。

瞋恚(しんい)とは
「怒り」のことで、人間腹が立つと腹が立つと自制心を失って、普段では考えられない言動を取ってしまう。
一瞬にして人間関係を壊してしまうので注意したいことである。

愚痴(ぐち)とは
「うらみ」「ねたみ」「そねみ」「にくしみ」のことで、人の成功や幸せに対して苦々しく思う心で、知らず知らず態度に出てしまう。
成功や幸せは人の数だけある。素直に喜ぶことで自分にも順番が回ってくる。

人間の欲とは

「今年の抱負」を考えていて「人間の欲」について考えてしまうことになった。

抱負とは、自身の目的を決めて実行する事を決めること。これは自身の欲でもある。
今は「やること」は決められなかったが「やってはいけないこと」が決められた。

人間は自己中心的な欲ではなく、周りと共存できる欲を持つことである。
私たちは「良い欲」をもって「生きている」を実感すべきである。

「感謝」こそすべて。