「直感」を信じて即行動に移すと人生が変わります。
「直感」なんて当てになるの?と思われるかもしれませんが、「直感」は今までの経験と知識が融合して、瞬時に現状を判断する感覚です。
この判断は過去の経験すべてに基づいているため、現段階における最大の知識と経験で判断したといえます。
「嫌な予感」や「良い予感」は単純に感覚として捉え、瞬時に判断します。これが「直感」で、概ね正しい方向に導いてくれます。「嫌な予感」を感じた場合は誰もが回避行動をとりますが、「良い予感」の場合はどうでしょう。
「嫌な予感」は自分の身に何か危害が加わる可能性があるため、回避行動しか選択肢はありません。一方で「良い予感」は行動しなくても現状は変わらないので動こうとはしないのです。
直感を信じて行動
地震や火事などの災害に遭遇した時は、本能的に危険を感じ回避行動を取ります。この行動こそが「直感」に基づく行動で、避難訓練などで適切な「経験と知識」を学んでおくと「直感」がうまく危険回避させてくれます。
仕事や人間関係でも同じで「直感」は、今の自分が判断し得る最良のものなので「即行動」が正しいのです。そして行動は新たな「経験と知識」を与えてくれるので、益々直感が磨かれます。
詳細に計画を立ててからと思われるかも知れませんが、それでは遅すぎます。行動を起すと同時に状況は刻々と変化するので、動きながら計画を立てるのが効率的です。
行動を起こす要因に「衝動」があります。「衝動」は目的を持たずに、何かの「欲」に駆られて動くことで、「直感を信じての行動」には何等かの目的があり、動機がまったく違います。
「直感」とは「経験の蓄積」と「知識の蓄積」が基で「善悪」や「危険・安全」を感じる事です。「衝動」は「煩悩」が基になっているので即行動をしてはいけません。
「目的」も「煩悩」も同じ「欲」が基本となっています。「目的」の基になっている「欲」は、自己の成長でポジティブなものです。一方「煩悩」の基になっている「欲」は、快楽を求めるもので身勝手なものです。
【直感による行動】
- 「経験の蓄積」×「知識の蓄積」=「直感」(人格でもある)
- 「直感」+「目的」=自分を成長させてくれる行動
【衝動による行動】
- 「経験の蓄積」×「知識の蓄積」×「煩悩」=自分をダメにする行動
人間には煩悩(快楽を求める欲求)があります。これもある程度満さないとストレスがかかり体調不良の原因になります。「煩悩」とは落ち着いて向き合う事が大切で、これに基づいた即行動は避けなければいけません。
即時行動をおこすとは
すぐに行動を起こそうとしても何からやったら良いのか分からないのは当然で、実際の行動に移すまでには「情報」が必要です。
即時行動とは、「やる」と決める事で、行動計画の基になる「調査」や「情報収集」など、今出来る事に即時取り掛かることです。
この段階で、無暗に「投資」や「契約」をしてしまうと、大きなダメージになるので避けた方が賢明です。
【即時行動の失敗例】
- 自身の成長のため、国家試験に挑戦すると決断。
- 受験勉強のために学校に行くことにした。
- 学校との契約。(手持ちが無いのでローンを組む)
- 仕事が忙しくて学校に通う時間が取れない。
- 受験はしたものの、当然失格。
- 金融会社と契約したローンだけが空しく残る。
これは「やる」と決めるまでは良かったのですが、状況判断が甘かったために起きた失敗例です。ここでの即行動は、自分が置かれている状況を正確に判断することでした。
この様な失敗の経験も無意味ではなく、教科書などの資料も残っているので、勉強を続けて目的を達成すると考えると、それなりの価値はあります。
失敗も考えようによっては自分を磨けます。成功から学ぶことは少ないけれど、失敗から学ぶことは身に沁みるので忘れることはありません。失敗しても諦めずに目的が達成出来たら成功です。
諦めなければ、目的は必ず達成できます。
考えていては動けない
直感が「良い予感」であるのに動けない理由は「考え」が先に立ってしまうからです。新しく何かを始めるには、様々なことを勉強して行動しなければならないのは当然です。
即時に行動を起こさないと、先々の大変さが頭の中に渦を巻き思考停止。頭の中は「やらない」ことを正当化する理由を探しに行きます。
「やった方が良い」と思っているのに「やらない理由」を探す。益々混乱してストレスが溜まる一方です。そして一度この様な事態に陥ったら抜け出すのは大変で、考えすぎると鬱病になる可能性もあるので、暫くは遠ざけたほうが賢明です。
気楽に考えましょう。チャンスはいつでもやってきます。無駄な自己啓発に意味はありません。頑張ってはいけません。
行動の理由は後付け
直感に基づいて動けば、動く理由があるのかと疑問が湧きますが、理由は行動計画とともに後付けが正解です。先に動く理由を考えるという事は、前段で述べた通り動けない理由を作り動けなくなるからです。
過去の偉大は発明家は、ある出来事をみて仮説を立て、後付けで仮説を証明するのが普通です。
彼らが口を揃えて「直感で判断し、それを証明する」と言っているのは興味深いところです。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。
新しいことへの挑戦(行動)は頭を活性化させ元気の源になります。挑戦(行動)には失敗が付き物です。失敗しても余程の事が無い限り、現状より悪くなることはありません。小さな子供が歩き方を学ぶように楽しんで挑戦しましょう。