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社長!!人の話を聞く耳がありますか?

社長に限らず何かを達成しようと強い意志をもっている人は孤独を感じる事が良くあります。
これは、思いが強いあまり自分の考えを押し通す人に多く、周りの人達は意見を持っていてもそれを押し殺し「まっ!いいか。私が責任を取ることないだろうし」となり、協力を得られなくなります。

自身が考え抜いて立てた計画を全力で達成しようと行動する人は結果についても責任を持っています。これに周りの人たちの協力が得られれば鬼に金棒ではありませんか。

私の知っている限りワンマン社長はすごい人ばかりですが孤立しているように見えます。そして、次の代に変わった途端に会社の状況が思わしくなくなっているようです。

会社は「人」で成り立っています。強い組織作りが大切ではありませんか。

役員の選任は間違っていないか

会社を運営するには代表取締役を含めて最低3名、監査役1名が必要です。そして代表取締役がその他の役員を指名することになります。

何を基準にその役員を決めているのでしょうか?

多くの社長は自分の身近な人のなかで一緒にいて心地良い、自分の考えに賛同してくれる、過去の業績が良い、などでしょう。

これらを決めるときに直観で決めてはいけません。

一番いけないのが一緒にいて心地良い人の場合で、その心地良さは単に自分にとって心地よくしてくれる人ではないでしょうか?
こういった人達は「おっしゃる通りで御座います。御意!!」とテレビのドラマなんかでよく登場する滑稽なキャラクターと同じで避けた方が無難です。

厳しい競争社会を生き抜いていくには自分と違う立ち位置で物事を見て意見を出してくれる人が必要です。反対意見が出てくると「私に逆らっている!!」と敬遠しがちですが大切な意見として受け入れるべきです。

反対意見が言える人は信念を持っているものです。よく話し合ってお互い理解しあうことが出来れば力強い味方になってくれます。

過去の業績も大事な要因ですが、これを判断するときは単に過去の記録に残っている数字だけに頼るのは危険です。数字に間違いがなかったとしても、本人の成績なのか?その人の周りにいる人の成績なのか判断しなければ失敗します。

過去の数字、それも本人ではなく周りの人たちの業績で役員になった人を何人か知っていますが結果は悲惨なものです。役にたたないどころか途中でリタイヤした人もいます。

この様な人でも人望があれば別ですが、周りで本当に数字を上げてきた人達から反感を買い孤立して協力を得られないことが多々あります。

役員の選任には細心の注意を払ってください。

役員の選び方

役員に必要な能力「担識」と「リスク管理」

胆識とは決断力、実行力を有した見識のこと。
それは自身の信念に基づいて判断したときに是であったならば、如何なる困難があろうとも遂行し続ける強さである。
成功の是非は問わない。
失敗するとしても、やるべきだと判断したならば実行するのが胆識。
ただし、見識を有することが前提なので無謀であることとは異なる。

語彙辞典より

担識を得るには見識を有してなければなりません。見識を得るには知識が必要です。
担識がある人は大変な経験をした人。いくつかの「修羅場」をくぐってきた人ではないでしょうか。

こう考えると、今まで大変な事が起こった時に何時もリーダー的な動きをしてくれる人だと思います。この様な人に心当たりありませんか?心当たりがあっても敬遠していませんか?
なぜなら心強いと思える人には信念があり近寄り難いものを持っています。

昨今、「トラブル解決能力」より「リスク管理」ができる人と言われているようですがトラブルを解決したことのない人が「リスク管理」をするとリスクのオンパレードとなり、何をするにも怖くて動けなくなります。

トラブルを解決してきた人に「リスク管理」をやらせると、トラブルの原因をよく理解しているので過度の「リスク管理」になることはありません。

役員に必要な能力「お金」

会社にとってお金の管理が重要なことは誰もがわかっています。そして「お金の管理は経理」と思っていませんか?

経理に「お金」の管理を任せ財布の紐を締める事は重要です。しかし企業は「お金」を動かして利益を上げていきます。役員ともなれば今までにない大きな「お金」を管理ではなく動かす技量が必要になるのではないでしょうか?
これもまたそれなりの経験がなければ出来ることではありません。

会社の規模にもよりますが、自分の権限で会社の売り上げの10%程度の動かした経験があれば充分な経験といえるのではないでしょうか?

そう考えるとかなり絞れるのではありませんか?
これもまた本当の実力者を見極める必要があります。

本物の見極め

「表向きの責任者」と「影の実力者」。本物を見極めるのは難しそうに思いますが、その場で働いている人達をリサーチするだけで簡単にわかります。またこうしたリサーチはその人の人柄や人望まで見えてくるのでやってみるべきです。

企業は攻めと守りのバランス、ゆとりを持って攻めましょう。

組織づくり

役員が決まれば組織づくりですが、組織には目的が必要です。業績が伸びないからといって半期ごとに組織変えを行っていませんか?組織替えをする前に、どの部署にどんな仕事を任せるのか?どんな結果を期待しているのか明確になっていますか?
また、そこに配属された人たちはそれを認識していますか?

これが出来ていないと人員の配置をしても以前の担当者に仕事が付いてくることになり意味を成しません。

私も、色々な部署に配属された経験があるのですが、いまだにクライアントだけではなく社内の人たちから沢山の問い合わせが入ってきます。

業務所掌規定

数人の企業ならともかく、百人規模なら必須なのが業務分掌です。これは組織において職務ごとの役割・責任を明確に定めるものになるのでぜひ取り入れてください。

分掌が作れないのは、そもそも自社が行っている事業そのものが解っていないのではないでしょうか?もし、そうだとするとあまりにも無責任ではありませんか?
社員に勝手にやらせておいて、問題が起こると「誰が悪い」などと言っていると誰も仕事をしません。

社内の規定通りに会社で時間を過ごし、お弁当を食べにくる社員でいいのですか?

出勤から退勤するまで「Windows」のパソコン画面を眺めている人が一生懸命に仕事をしている人よりも年収が高いなんて許せません。

社内をよく見てください!!

組織の細分化

パレートの法則をご存じでしょうか?別名「働きアリの法則」とも言われています。
社員で例えると「全体の20%の人しか仕事をしない。」と言うものです。

「みんなで力を合わせて、このプロジェクトを成功させよう。」なんて、一見よさそうに聞こえますが現実は2割の人がプロジェクトを引っ張り後の8割はその他大勢になっている事が往々にあります。

その他大勢の8割の人たちは何らかの雑用をこなしてくれるのですが、多くなり過ぎると何もしない人が出てきて無駄になります。

この様な事にならないように、期間を決めて初期に多くの人材を投入する場合や少人数から初めて軌道に乗ってきたら人を増やすなどの工夫が必要です。

部署はできるだけ少人数にした方が成果も出ます。そして公正な評価ができます。

企業は社会に貢献するべき

CSR(企業の社会的責任)はビジネスパーソンなら誰しもが知っていますが、人によって捉え方が少し異なります。

社会的責任と言えば大きな事業を思い浮かべますが、小さな事業を行っている企業でも大きな役割を担っています。

家族がある従業員の生活を支えているのは私たちの会社です。それだけでも立派な社会貢献ではないでしょうか?

企業は社員に貢献した後に地域に貢献、最終は社会に貢献。これが本来の会社の姿だと思います。

Good luck

社長や役員、従業員。それぞれ企業ではその人に与えられた役目です。

良い組織を作れば孤立することもなく全ての従業員が幸せになれます。そして夢に向かって邁進できます。

社内での出来事は是非、観察してください、知っていて知らないは怠慢です。

強い組織づくりを期待します。