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自己啓発で「うつ病」を発祥した人に聞いてみた

勤勉で仕事が出来る優秀な人が、突然「うつ病」で数年間もの再起不能に陥った。
原因は自己啓発のやり過ぎだったそうです。

みんなが優秀だと認めている人なのに、自分ではもっと向上したいと思っていたようで、「自己啓発本」を読みまくり、セミナーまで参加すること半年。
見た目も「顔色」が悪くなり、体調がすぐれないのか、立っているのがやっとみたいになって、ついには会社に出てこない。

当時の事を尋ねてみた。

「自己啓発」中毒で自分がつぶれる

彼が言うには、「何を目指していたのか解らないが、もっと優秀な人間になって成功する」と決めて自己啓発に取り組んだそうです。

具体的には、仕事と私生活で「目的」を持ち「いつまでにどのレベルまで到達すると、目標を立てる」そして年単位~月単位~日単位~時間単位で「やるべきこと」をリスト化して優先順位(緊急性と重要性)をタスク化する。
そして、それを実行するための「自己啓発のプログラム」の勉強。・・・・・・・。

まだまだ続きます。・・・・・。

「うつ病」を発祥する前には、自己啓発を続けないと「自分はダメな人間になる」と脅迫されていた。何かの信者のようだった。

彼の話を伺っているだけで、目が回りました。

自分で自分を脅迫しなければならなくなる自己啓発って何だろう?

自己啓発とは

私も、自己啓発本を数十冊は読みましたが彼のように具体的に実行しようとは思いませんでした。なぜなら、彼が実行した事と、同じ事をする羽目になる事が前もってわかったからです。

多くのベストセラーとなっている「自己啓発本」は、論理的にまとまった一つの学問になっていると思います。
いい事は書いてあるのですが、何冊か読むと大体「これか!」と概ね予想もつきます。

「自己啓発」の講師を目指して深く勉強するのならいいのですが、他に仕事を持ったうえでこの勉強。
優秀な人はさておき、私には「絶対ムリ!」
だから、軽く流し読みしています。

自己啓発は哲学と共通している所も多く「知識」として知っておく事は大切かもしれません。しかしあまり深入りしすぎると「思考」に走り動きが取れなくなる可能性があります。

「深く考えこみすぎる」⇒「人間が暗くなる」⇒「暗い人には人は寄ってこない」⇒「不幸になる」
「活動的に生きる」⇒「明るく健康的」⇒「楽しそうな人には、人が集まる」⇒「幸せになる」

うつ病を発祥した彼が求めていた「成功」とは「幸せになる」ことだったそうです。
本当に大切なのは何か?
「自分を見失わないでください」