「お金」をイッパイばら撒く日本政府、しかし私たちの懐には入ってきません。そしてこれから起こるであろう「ハイパーインフレ」。
インフレになれば、お金の価値は当然下がります。当然ですが、老後のためにと貯めておいた貯金の価値もさがるのです。
例えば、インフレ率が3%上昇すれば、貯金の利息が3%のマイナスになるというこです。
所得が毎年3%以上の上昇するのであれば、経済の成長といえるでしょうが、そうではありません。
うまくトレンドに乗れる人と乗れない人になるのは、これからの自分次第なのです。
私たちはどうすればいいのか?
経済学者やメディアが「ハイパーインフレ」について警鐘を鳴らしていますが、こうすればいいといった明確なアドバイスをしている記事はありません。
これは、これから先に何が起こり、世の中がどうなるのか、誰も予想が付かないからだと思います。
だからといって、成り行きに任せるのは危険です。
リテラシーを高めて時を待つ
この様な予想が付かない世の中によく出てくるのが「何かの勧誘」で、人々の不安をあおり、望みもしない事を「儲かります」などと進めてくるビジネスです。
こういったビジネスは「いかがわしい!聞いたことのない企業?」だけではありません。
例えば、誰もが知っている証券会社や銀行でも「投資や融資」を今がチャンスなどといって進めたりもします。
そもそも、証券会社や銀行の営業の人達も会社員。何かを売って利益を上げる事で会社から収入を得ているのです。投資で成功している人ではないので「投資について、知っているようで知らない」、いわば素人なのです。
結論から言うと”Do nothing”
投資などの経験豊富な人ならともかく、今からの新規参入はやめたほうがいいと思います。
株式市場も外国人投資家が戻ってきた事もあり「日経平均」は高値を更新してますが、米国債や金利の影響でどう変化するか。ビットコインも弾け(また回復しているようだけど)。これからは「金や銀」のコモディティ(株価が下がれば金が上がる)という人もいる。それ以外にも不動産・・・・。いっぱいある。
今はお勉強して”literacy”を上げる。
成り行きを見極める。
学校で教えているのは「インフレ・デフレ」の意味程度。それも基本的な事だけです。今の経済は単純なインフレの知識では説明できないような複雑な背景があります。
だから学校では教えない「投資」「経済」「政治」と様々な事を勉強する必要があります。
これからは無知では生きていけません。
アドバイザーなどの話しを鵜呑みにしない。報道されている記事の裏側を知る。未来を予測する。
疑問をもって真実を探ることをお勧めします。
人によって価値観は違います。すべては自分次第、自分で決める。
日本の現状とこれから
日本政府の借金が増えるばかりです。
現状でも、国(中央政府)の借金(国際発行酸高)が約900兆円、地方政府の借金(地方債発行残高)が約200兆円、国と地方の合計で1,100兆円にもなります。
国民の一年間の稼ぎ(所得)が約500~550兆円なので、全額返済に充てても2年は掛かります。
そんな中、新型コロナ対策での補正予算が次々と組まれ、益々財政が悪化しているのです。
「お金」をシャブシャブ刷ってばら撒く、行き場を失った「お金」は株式市場を初め投資の世界に流れていく現在。そのうちに「弾ける」と思います。
そしてやってくるのは「ハイパーインフレ」です。
勝ち組と負け組の二極化が進む
脱炭素の問題もしかりで、これに関連する企業の業績は伸びると予想できますが、そうでない企業の業績は悪化するのは間違いありません。
この様なエネルギー問題は、電気・水道・ガスを初め様々なインフラに影響を及ぼすのは間違いがありません。
そして、あなたの関わっている企業(勤め先・取引先)や仕事によって収入も違ってきます。
自分の立ち位置をよく見極めて、将来の進むべき道(転職、副業、起業)を見極めるのがいいでしょう。