“WordPress”バージョン5.0以降、新ブロックエディターGutenberg(グーテンベルク)が導入されたこともあってか、クラシックエディターのサポートが2022年以降なくなるかも? といった状況の中、ブロックエディターに切り替えようとしています。
試験的に、Cocoon設定の「エディター」を選択して「Gutenbergエディターを有効にする」にチェックを入れて使ってみたところ、仮保存したはずの記事の内容が消えるといった不具合が発生しました。
すべてのプラグインを無効にしたり、有効にしたりした結果、多言語プラグイン “bogo” が原因の1つだとわかったのですが、他にも原因がありそうです。
試しに、テスト用に使っているサイト(完全に別のドメイン)を当サイトと同じ条件にして、“bogo” を試してみたのですが正常に動作しています。
新ブロックエディターの症状
テスト的に新規ページを作り「下書き保存」を試してみました。
新規に作ったテストページに、文字を書き込み「下書き保存」する。
「下書き保存」した記事を編集のために開いてみると、書き込んだ文字が消えている。
プレビューで表示すると、書き込んだ文字が表示されている。
プラグインを無効にした結果
使用しているプラグインすべてを「無効化」にしたところ、問題が解決したので、いずれかのプラグインが影響をおよぼしているのは間違いがないようです。
1つずつ「有効化」にして検証すると、問題を起こしているプラグインは ”bogo” であることが確認できました。しかし、同条件のテスト用サイトでは問題なく動作することから考えると、他に問題が潜んでいることは否めません。
それに “bogo” を無効化にすると、日本語と英語の記事の仕分けができなくなったり、グローバルメニューの表示がおかしくなったりするため、なくすことができません。
元のグローバルメニュー
“bogo”を無効化した場合のグローバルメニュー
日本語と英訳の記事を書いている関係上、“bogo” を無効化するわけにもいかないため、仕方なく「Gutenbergエディター」を無効にして使っています。
不具合の原因と解決策
不具合が発生してから3年が過ぎた今でも、クラシックエディターを使い続けているのですが、先日「PHPメモリ制限エラー」が発生し、WordPressにログインすらできなくなりました。
そして、「PHPメモリ制限エラー」を解決すると、プラグイン “bogo” に関係なく「Gutenbergエディター」を有効にしても正常に動作するようになったのです。解決した方法⇒エックスサーバー|PHPメモリ制限エラーを解決する方法
「PHPメモリ制限エラー」は、ホスティングサービス(レンタルサーバー)によって提供されているメモリの上限を超過したために起こったのですが、原因はサイトの規模(投稿記事数)が大きくなったことと、不用意にサイズの大きなメディアをアップロードしすぎたことだと思っています。
原因が「PHPメモリ制限エラー」だとすると、今後も投稿を繰り返すことで、また同じ事態に陥ることが予想できます。
そこで最も良いのではないかと思える対策として、英語サイト用のサブドメインを作り、英語記事の移転と愛用していたプラグイン “bogo” を削除しました。
プラグイン “bogo” は英訳記事を作成するために、ブログを開設した当時から使っていましたので、手放したくはなかったのですが、今では “bogo” カスタマイズのためのPHPやCSSが不要になったため、かなり気持ちの負担が減りました。
サブドメインにインストールしたWordPressの言語を「英語」にすると、デフォルト設定のまま英語のサイトが作れます。そして、日本語記事の翻訳として使うなら、Languageを選択できるボタンを設置してリンクさせるなど、簡単に “bogo” の機能と同様にすることができます。
まとめ
当サイトに、いろいろと問題を起こした原因の1つに、プラグイン “bogo” が関与していたと思っていましたが、どうやら原因は完全に別にあったようです。
Webサイトを多言語化するプラグインは数種類ありますが、“bogo” は軽量かつシンプルで、大変優秀なプラグインだと思っています。