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高校生に海外留学させてかかった費用

これから大事なお子様を留学させようと考えている方のために、息子がイギリスに留学した際にかかった費用をまとめました。10年前のことですが、参考にして頂けたら嬉しく思います。

高校留学でかかった費用はザっと400万円ですが、私たちも初めてのことでしたので無駄な事も多かったと思います。

【私たちが子供にかけた留学費用】400万円

  1. 学校に支払った留学費用:200万円
  2. パスポートや入国ビザ及び保険等:50万円
  3. 子供のキャッシュカードに送金:80万円
  4. 食品や日用品の郵送費:20万円
  5. 留学のための携行品:50万円

海外留学のカリキュラム

私の子供の場合、2年次(16歳)に海外留学のカリキュラムが組まれていて、生徒全員が海外の学校で勉強します。学校からは担任の先生が同行するのですが、宿泊先はホームステイで現地の家庭で生活をともにします。親の同行はもちろん、様子を見に行くことも禁止されているので、渡航してからは世話を焼くことが出来ません。

留学先はイギリスで留学期間は6か月、7か月、10か月のコースがあり本人の希望と英語力で決まります。

私の子供の場合、10か月のコースで8月末に渡航し帰国が翌年の6月でした。

学校に支払った留学費用

留学費用として学校に収めた費用は200万円。入学した年に2回(前期と後期)と、2年次の春に1回の合計3回60万円。なお、10か月コースの生徒は20万円がプラスされます。(10年ほど前のことなので、参考程度にしてください)

200万円の費用に含まれるもの

  • ホームステイ(朝食と夕食)
  • 留学先での学費
  • 留学中の研修旅行(ドイツ、ベルギーに3日間の滞在)
  • イギリス入国前にフランス(パリ)に立ち寄り、ルーブル美術館、ノートルダム寺院、セーヌ川クルーズなどを満喫

ホームステイ先での食事は2食(朝食と夕食)でしたが、ホストファミリーの好意でハロウィンパーティーやクリスマスパーティーなどを楽しませて頂きました。

学校では、午後からも授業があるので学食が基本です。そして、放課後や休日は友達と遊びに行くことも多く、外食や遊びに費用がかかります。また「IELTS」などの英語試験、特別に受けたい試験の費用は別途必要になります。

このような学校に収めた費用以外で必要なお金のために、いつでも現金を引き出せる「キャッシュカード」を持たせました。口座の残高は、私がインターネットを通してリアルタイムで見られるようにしておいて、残高が少なくなったら入金していました。不定期でしたが、送金は1回につき5万円を月に1~2度ほど。5万円を10か月で50万円ですが、80万円程度の送金をしたと思います。

今では笑い話しになっていますが、子供にとっては、いくら使ってもお金が無くならない魔法のカード、親にとっては恐怖のカードでした。

これ以外にかかった費用は、食料品の郵送です。ホストマザーはいろいろと気を使い、好みの料理を作ってくれるのですが、日本人はやっぱり「ごはん」が食べたくなる。現地調達が出来ればいいのですが、カップラーメンはあっても「ごはん」を取扱っているところがなかったので、「ごはん(サトウのごはん)」を毎月送ってやりました。その費用が約2万円で10か月、合計20万円です。

留学のための携帯品(持ち物)

学校からは留学に持っていく物の説明があり、「必須」とされるものと「あったら便利」とされるものがありました。経験のない私たちは心配が先に立ち、聞いた物はすべて必要と勘違いして多くの物を買いました。今から思えば、そんなにいらないと思います。

留学のために買い揃えた物

買い揃えた物の合計は、概ね50万円。いらないもを買い過ぎました。

【電気製品】35万円程度

  1. パソコンおよび周辺機器:MacBook Airと付属品(マウス、DVDプレーヤー、外部HDD、USBメモリ、他)
  2. 通信機器:iPod touch(海外通話にSkypeを利用するため)
  3. デジタルカメラ:PENTAX(アウトドアー用)
  4. ボイスレコーダー:学校の事業に必要
  5. 変換プラグ、ドライヤー、電気カミソリ、電子辞書、目覚まし時計
  6. その他(今では記憶にありません)

【書庫】5万円程度

  1. 辞書:日本語(国語辞典)、英語(和英、英和、英英辞典)
  2. 参考書:大学受験のための全科目

【日用品】10万円程度(洋服と靴の費用が嵩んだ)

  1. 季節の洋服、靴、下着、傘、雨合羽など
  2. 常備薬:普段家庭で使っている胃腸薬や下痢止め・・・バンドエイドなど
  3. そのた:爪切り、耳かき・・・など


これから留学をお考えの方に

今回、この記事を書くために過去の記録を確認して算出した支出ですが、これ以外にもかかった費用があったと思います。

当時はインターネットも完全な普及をしておらず、海外で現地の通貨で引き出せるクレジットや銀行のカードがありませんでした。そういったことが原因で無駄が多かったと思います。

今の時代におすすめの方法

学校に支払う留学費用や、パスポート・入国ビザなどの費用は必須なので考える余地はありませんが、インターネットが発達した現在では無駄を省ける要素がたくさんあります。

【保険】

海外で事故や病気になった際の医療費に備え、それなりの保険加入をおすすめします。余裕があれば「物損」の特約があれば観光地での物の破損にも対応できます。

【キャッシュカード】

楽天銀行のデビットカードがおすすめです。16歳以上から持つことが出来て、日本円で入金したお金が現地通貨で引き出すことができます。またデビットカードは、口座に残高があればクレジットカードのように使用でき、口座に入っている以上のお金は使うことができないので安全です。

【書庫】

持って行かせる書庫(紙ベース)は最低限にしてあげてください。結構、重たいうえ現地で慣れない生活で精いっぱいで、読んでいる時間はほとんどありません。

【携行品(持って行かせるもの)】

ノートパソコンとスマートフォン、筆記用具程度で問題はありません。

家庭との連絡には、国内と同様に無料でLINE電話が使えます。(主流は「WhatsApp」です)他にも、インターネットを通じて、顔を見ながら話しが出来る会議システム(Zoomの無料版など)の無料版があります。

スマートフォンがあれば、カメラも録音機能も付いていて、辞書がなくても調べたい事はインターネットで調べる事が出来ます。

【衣料、日用品や食料品】

当面、使用するものだけを持たし、あとは現地調達するほうが無駄がありません。

息子が留学した頃は、ネットショップが今ほど充実してませんでしたが、近年ではAmazonを使えば世界のどからでも何でも買えます。送料も会員登録しておけば無料なので、日本から送る必要がなくなります。これで、現地のショップで販売していないものでも手に入れることが出来ます。

インターネットの普及で世界の距離がなくなりつつある現在、キャッシュカードとパソコン、スマートフォンがあれば何とかなります。無駄な経費をかけて準備するより、必要に応じて現地で調達するのが最善の方法です。

世界中にコロナが蔓延しています。もしお子様を海外に留学させるなら、くれぐれも用心をして下さい。