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浪費しないための心理学”相対性効果・アンカリング効果”

普段の生活に役立つ”心理学”24選

浪費しないための”心理学”

①バンドワゴン効果
②ディドロ効果
③心理会計
④希少性の原理
⑤相対性効果
⑥アンカリング効果

損得に過剰反応しないための”心理学”

①サンクコストの呪縛
②損失回避バイアス
③保有効果
④時間割引
⑤双曲割引
⑥選好の選好

合理的に判断するための”心理学”

①ゴーディロックス効果
②フレーミング効果
③代表制ヒューリスティック
④確証バイアス
⑥自制バイアス
⑥知用可能性ヒューリスティック

勘違いしないための”心理学”

①バーナム効果
②カリギュラ効果
③カクテルパーティー効果
④ピグマリオン効果
⑤ツァイガルニック効果
⑥ザイオンス効果


比較して決定する心理”相対性効果”

相対性効果とは、単独では価値を判断できないが、似通ったものと比べて価値を判断する心理。

同じ品物でも販売店によって価格が異なる。ネット購入でも”Amazon”と”楽天”、何方がお得。メルカリなどは同じ製品が簡単に比較できます。

仕事でも外注する場合、数社から見積もりを取って比較する。

要するに、何かを手に入れようとするときは必ず比較できるものを探しに行く心理。

  • ある品物が通常の価格より数段安く売られている場合、不要なのについ買ってしまう。
  • 合い見積もりを取った場合、条件が同一でないのに価格だけで決めてしまう。

第一印象が基準を決める”アンカリング効果”

アンカリング効果とは、最初に提示された数字や条件が基準となって、その後の判断が無意識に左右されてしまう、という心理。

テレビショッピングなどでは、購入意欲をそそる商品の価値を説明した後に、メーカー希望価格(定価)を発表する。この提示価格がアンカリングといわれるもので、その直後に価格が下がると”相対性効果”の心理が働き購入してしまうのです。

要するに、最初の印象が基準になる心理。

  • ブランド品など高価なものを最初に見ると、その価格が基準になり、ノーブランドで同様なものが安く売られていると購入しやすくなる。

”相対性効果”と”アンカリング効果”

マーケティングの世界では””相対性効果”と”アンカリング効果”はセットで使われることが多く、標準的な価格をアンカリング(価格の基準を植え付ける)しておいてタイミングを計らい価格を下げ(相対性効果を使い比較させる)購買意欲を促します。

スーパーで小売りされている玉子が通常価格(1パック200円)をサービス品で150円程度で売り出すと、またたく間に完売する。

たかが50円ですが、深く刷り込まれた”アンカリング効果”は人にとってゆるぎない基準となるので、販売者側は、”相対性効果”を組み合わせることにより絶大な効果が得られるのです。