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損得に過剰反応しないための心理学”損失回避バイアス”

普段の生活に役立つ”心理学”24選

浪費しないための”心理学”

①バンドワゴン効果
②ディドロ効果
③心理会計
④希少性の原理
⑤相対性効果
⑥アンカリング効果

損得に過剰反応しないための”心理学”

①サンクコストの呪縛
②損失回避バイアス
③保有効果
④時間割引
⑤双曲割引
⑥選好の選好

合理的に判断するための”心理学”

①ゴーディロックス効果
②フレーミング効果
③代表制ヒューリスティック
④確証バイアス
⑥自制バイアス
⑥知用可能性ヒューリスティック

勘違いしないための”心理学”

①バーナム効果
②カリギュラ効果
③カクテルパーティー効果
④ピグマリオン効果
⑤ツァイガルニック効果
⑥ザイオンス効果



損失回避バイアス

損失回避バイアスとは、報酬よりも損失のほうを大きく評価する心理。

損失回避バイアスは「損失回避の法則(プロスペクト理論)」とも呼び、人は利益から得られる満足より、損失から得た苦痛の方が大きく感じてしまいます。そして、無意識に得をするよりも損をすることを避けようとするのです。

プロスペクト理論(プロスペクトりろん、英: Prospect theory)は、不確実性下における意思決定モデルの一つ。選択の結果得られる利益もしくは被る損害および、それら確率が既知の状況下において、人がどのような選択をするか記述するモデルである。

引用:Wikipedia

プロスペクト理論は経済行動学の理論で、ノーベル経済学賞を受賞している「ダニエル・カーネマン」がよく知られています。

カーネマンの研究結果によると、利益から得られる満足を1とした場合、損失の苦痛は2.25だそうです。

プロスペクト理論の実験例

簡単な質問です。貴方ならどちらを選びますか?

質問1
A「100万円を100%もらえる」
B「50%の確率で200万円もらえる」
この質問に対する回答ではAを選ぶ人が多いという結果。もらえないリスクを負うより確実の100万円をもらえる方を選ぶそうです。
質問2
A「100万円を100%の確率で失う」
B「200万円を50%の確率で失う」
この質問に対する回答ではBを選ぶ人が多いという結果。確実の損をするなら、損をしない可能性にかけてみる方を選ぶそうです。
質問3(100万円の借金があると仮定)
A「100万円の借金を100%の確率で借金を半分にする」
B「50%の確率で借金を0円にする」

この質問に対する回答ではBを選ぶ人が多いという結果。借金(損失)が半分になるより、50%の確率でも借金(損失)を無くしたいと考えるようです。単純な質問の前では「借金」=「損失」になっているようですね。

質問4
A「コイントスで表が出たら3万円もらえる」
B「コイントスで裏が出たら2万円支払う」
このコイントスゲームに参加しますか?

この質問では参加しない人が多いという結果。得と損のバランスは明らかに得のほうが大きいのに参加しないのは損への恐怖の強さを表しています。損得の比率を2.25倍にすれば参加者が半数にまで高まるといった研究結果もあります。

要するに、人は無意識のうちに「損をしたくない」といった心理が働くバイアス。

  • 得する可能性がある状況下では、それを逃がすリスク(損失)は回避する。
  • 損失から逃れられるチャンスがあれば、リスクを負ってでも損失を無くしたい。
  • 損得、両方の可能性がある状況下では、利益よりも損失を回避する。

株式投資などで、トータルで利益が出ている場合でも利益を得た取引のことよりも損した取引のほうが印象深い。「あの時、買っておけば儲かったのに」、「あの時、売っておけば損をしなかったのに」と損をした取引は記憶に残りやすい。また、損切できずに損失が膨らんでいくのもこの心理が関係しているのではないでしょうか。



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