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損得に過剰反応しないための心理学”保有効果”

普段の生活に役立つ”心理学”24選

浪費しないための”心理学”

①バンドワゴン効果
②ディドロ効果
③心理会計
④希少性の原理
⑤相対性効果
⑥アンカリング効果

損得に過剰反応しないための”心理学”

①サンクコストの呪縛
②損失回避バイアス
③保有効果
④時間割引
⑤双曲割引
⑥選好の逆転

合理的に判断するための”心理学”

①ゴーディロックス効果
②フレーミング効果
③代表制ヒューリスティック
④確証バイアス
⑥自制バイアス
⑥知用可能性ヒューリスティック

勘違いしないための”心理学”

①バーナム効果
②カリギュラ効果
③カクテルパーティー効果
④ピグマリオン効果
⑤ツァイガルニック効果
⑥ザイオンス効果



保有効果

保有効果とは、自分が所有したものに対して価値を感じ、手放したくないと思う心理です。

同じ所で長く生活していると、部屋の中に使わなくなったものでいっぱいになりますよね。もう使わないから(いらない)と思い処分しようと考えますが処分できない、といった経験はありませんか?

もう使うことがないとわかっていても捨てられない。捨てるなら売ろうとメルカリに出品するが、自分が付けた値段では売れない。このような心理には「保有効果」が働いています。

保有効果は「授かり効果」ともいい行動心理学の一つで、1970年代初頭に経済学者の“リチャード・H・セイラー”によって提唱されました。

保有効果の実験

行動経済学者の”ダニエル・カーネマン”の心理実験では、被験者の学生を「売り手のグループ」と「買い手のグループ」に分け、売買価格を自由に決めさせるというもの。(仮想のメルカリのようなものですね)

「売り手のグループ」に通常価格が6ドルの大学ロゴ入りマグカップをプレゼントし「いくらならマグカップを売るか(販売価格)」と聞くと7.12ドル(平均価格)。「買い手のグループ」に「いくらならマグカップを買うか(購入価格)」と聞くと2.87ドル(平均価格)。売り手と買い手の価格差が2倍以上という結果になった。

実験結果

  • 通常価格:6ドル
  • 「売り手のグループ」が付けた価格:7.12ドル
  • 「買い手のグループ」が付けた価格:2.87ドル

この実験は人が一度手に入れたものに、どの程度の価値を感じるのかを数値化したものです。心理的には「持っているもの」を手放すことに苦痛を感じるといった、損失回避バイアスとフレーミング効果の働きが関係しています。

要するに、人は一度手に入れたもの(所有物)には、市場より価値を感じ手放せなくなる心理。

  • 使い続けたものには愛着を感じ高く評価する。
  • 損失回避バイアスの働きと合い重なり、失う事に苦痛を感じる。
  • フレーミング効果の働きと合い重なり、所有物を過大評価する。

「お試し期間」と称して、一定期間無料で使って頂くサービスも「保有効果」を高める方法で、マーケティングでよく使われています。



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