昔に読んだけれども、時折思い出して読みたくなる本てありますよね。
社会なのか?自分なのか?環境が変わりつつある最近。
1時間で読める100ページ足らずの本「チーズはどこへ消えた?」を紹介します。
この本の素晴らしいところは、子供から老人誰にでも読めて、読み手の環境によって捉え方が違うところです。
子供にとっては「小人とネズミが遊んでいる」楽しいそうな物語ですが、大人が読むと「人生、考え方、変化に対応する行動」を考えさせられるビジネス書になります。
これからの生き方(人生設計)を見直しされている人にはお勧めです。
もう読まれた方も多いと思いますが、簡単に内容を説明します。
要約とあらすじ
人生は、自由に何のじゃまものもなく歩めるような、
まっすぐで楽な廊下ではなく、
通る者にとっては迷路で、
自分で道をみつけねばならず、
道に迷い、わけがわからなくなり、ときには
袋小路につきあたることもある。しかし、信念があれば、
かならずや道は開ける。
思っていたような道ではないかもしれないが、
やがてはよかったとわかるみちが。A・J・クローニン
スコットランドの小説家「A・J・クローニン」の要約のとおり人生そのものを説いた本。
この物語に登場するのは、それぞれ性格が違う、二匹のネズミ、「スニッフ」と「スカリー」と二人の小人「ヘム」と「ホー」。
直感的に行動する「ネズミ」と複雑に考える「小人」のそれぞれが、迷路の中をチーズを求めて探検、みんなが大量のチーズにありついたのですが、あったはずのチーズが突然に無くなり探しまわる事になるのですが。
それからの行動が性格によって違うので面白い。自分ならどうする?
チーズを私たちが求める大切なものに置き換える。財産、仕事、健康、家族、仲間・・・・・。
登場するネズミと小人の性格
●ネズミの「スニッフ」は常に匂いを嗅ぎ、変化に気づく、敏感な性格。
●ネズミの「スカリー」は執着を持たずにすぐに行動を起こすタイプ。
●小人の「ヘム」は変化を恐れ行動を起こせない性格。
●小人の「ホー」は変化を恐れてはいたけれども、努力克服するタイプ。
あなたはどのタイプでしょうか?
チーズは大切なもの。突然なくなったときは「どうする」
いくら大切なものでも、いずれはなくなります。永久に存在するなどありえません。
そして、それが無くなったとき、何もしないでいるのか?
「次の大切なものを探す」のか?
無くなる前に行動するのか?
小人の「ヘム」のように、リスクを考えすぎると動けない。
ネズミのように直感で行動するのは無謀なのでしょうか?