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紅葉の名所、京都の東福寺には日本百名橋がある

京都の東福寺は紅葉スポットとして有名で、11月から12月には多くの観光客が紅葉を見に来られます。メディアでいつも取り上げられるのは、臥雲橋(がうんきょう)から見える通天橋(つうてんきょう)と周辺の紅葉です。

このような事から、臥雲橋と通天橋の2つの橋の名前は知られるようになりましたが、実は東福寺にはもう1つ有名な橋があります。橋の名前を偃月橋(えんげつきょう)といい日本百名橋の1つです。

撮影:2021年11月7日

日本百名橋の偃月橋(えんげつきょう)

偃月橋は1603年(桃山時代)に造られた橋で、重要文化財です。

京都には日本百名橋(にほんひゃくめいきょう)に選ばれた橋が8か所あります。その中の偃月橋は東福寺の境内にあり、臥雲橋と通天橋を合わせて「東福寺三名橋」と呼ばれています。

日本百名橋に選出されている京都の橋

  • 三条大橋(京都府京都市中京区)
  • 五条大橋(京都府京都市下京区)
  • 上賀茂神社・橋殿(京都府京都市北区)
  • 渡月橋(京都府京都市西京区)
  • 東福寺偃月橋(京都府京都市東山区)
  • 宇治橋(京都府宇治市)
  • 上津屋橋(流れ橋)(京都府八幡市)
  • 泉大橋(京都府木津川市)

偃月橋の場所は、主要伽藍の東北、本坊庫裏の背後。日下門から石畳沿いに真っすぐ東に向かい「方丈拝観受付」横の細い道の突き当たりを左に曲がると見えてきます。

この場所は少し奥まっているので、観光で訪れる人が少ない。偃月橋を渡った正面には東福寺塔頭の大明国師(東福寺第三世住持)の住居あとがあります。

撮影:2021年11月7日 偃月橋(えんげつきょう)

撮影:2021年11月7日 大明国師の住居あと

偃月橋を北側から見る

偃月橋から見た洗玉澗(せんぎょくかん)ともみじ

写真は11月7日(日)に撮影したもので、もみじの葉はまだ紅葉していません。これが真っ赤になれば絶景!

手を伸ばせば届きそうな、偃月橋から見る洗玉澗ともみじの風景は、まるで絵画の中に飛び込んだように感じる最高の贅沢。毎年見に来るこの景色、本当は教えたくないのですが、ブログ読者だけに秘密で教えます。

拝観料不要の偃月橋からの景色は、絶景のプライベート紅葉スポットです。