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会社に勤めているときより退職してからの方が充実している

私たち夫婦には、体の不自由な90歳を過ぎた2人の母親がいます。

実母:間接リュウマチで身体障碍者2級
義母:大腿骨骨折により要介護4に認定

毎日の介護は大変ですが、これが夫婦の仲を良くしてくれていると実感している今日この頃です。

実母と義母、仲が悪いわけではありませんが、双方とも今住んでいるとことが自分の家と思っているので、家族全員が1つの家に住むことができません。不経済な二重所帯ですが、母親たちは聞く耳を持ちません。

私が会社を辞めたのも、妻が自宅と実家を毎日行き来して母親たちの面倒を見ていたことで、食事をする時間も睡眠時間も取れなくなり、げっそりと痩せたことが原因です。

男は仕事。「仕事をして家庭を支える給料をもらう」と思い込んでいたのが間違いだったと気づいたのは最近で、本当に大切なものを見失うところでした。

会社を辞めて食っていけるのか?

収入源は会社勤めがすべてと思っている人がほとんどですが、それは大きな勘違いです。新卒で世の中も知らず、自分独自のスキルがない未熟な人でない限り「どうにでもなる」というのが本当の話しです。

例えば、年収が600万円あったとしても、労働時間と通勤時間に仕事の付き合いの時間が拘束される時間で、これらを考慮するとパートの最低賃金と変わらない。それに会社はストレスがたまるので、発散するのに不要なお金(経費)が必要になる。

私の場合、会社に勤めている間は毎月10万円程度の経費(小遣いなのか付き合いなのか分からないお金)を使っていました。今は財布に5万円ほど入れているのですが、いつまで経っても減ることがありません。今までは何だったのでしょうね。

会社を辞めてしまえば「収入」が心配になるところですが、ある程度のスキルがあれば在宅で受取の仕事はいくらでもあります。そして、会社勤めの半分の時間で生活できる程度の収入を得ることができます。

退職して気が付いたのが「お金と仕事はセット」「会社とストレスがセット」であるということです。

よく考えてみると会社でのストレスは人間関係にあり、それを解決するために就業時間の大半を使っていたということです。自営や受取り仕事は、やるべきことに集中が出来て無駄なエネルギーを使わずに済むので効率が良いと気づきました。

そして何より良かったことは、仕事を辞めてから私が家族に対して優しくなった事です。家族のために仕事が一番大切と信じ込み、人の人生を生きて来た会社勤めは大きな間違いだと気付けて本当に良かったと思っています。



幸せいっぱいの毎日

新婚旅行、「また何時か、来られますように」と二人で投げ入れたコイン願いは叶うのでしょか?

Trevi Fountain

2人の母親(2軒の家)の世話をする忙しい毎日。早5時に起きて、子供のお弁当を作ることから始まり母親たちの世話をしなければなりません。食料品の買い出しに料理、掃除と洗濯で一日が終わります。

毎日の食品の買い出し

二人の母親と子供(男2人)が食べる分で、エコバック二つで約30kgの重さ。今まで妻日一人で買い物させていたので知りませんでした。

これが1日分、エンゲル係数が高すぎですが、健康のため食べ物はケチらないのが私の流儀。

 

夫婦2人がフルタイムで家事をしても、睡眠をとれる時間は6時間ほどで休日もありません。それでも、なんとか隙間時間をみつけて、にジムで筋トレや仕事をする時間をつくっています。

この様に、やることを自分で決めることにより、会社に勤めている時より時間の使い方がうまくなり、充実した日々を過ごせます。

忙しい日々を過ごしている夫婦の楽しみは、毎日違ったお店に行って頂くランチで、お店での会話は母親介護と子供の未来が主ですが、夫婦にも夢があり将来の楽しみについても話しをしています。

夫婦のどちらかが、仕事に出かける日や友人と遊びに行く日は、片方がすべての家事を受けちます。すべて夫婦で話し合って決めるので、亭主と妻どちらが偉いなんてことはありません。

周りの人たちは「老人介護のために、ご主人が仕事を辞めて大変ですね」と労ってくれます。他人の目にどのように映ろうが、当事者の夫婦は今が一番幸せです。



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