「投資はギャンブルなので危険。お金は銀行預金に限る。」よく耳にする言葉ですが、本当はどうでしょうか?
何を根拠に「危険」と「安全」を決めているのか。
銀行や郵便局に「預金」したことがあっても「投資」はしたこともない、といった人に解るわけがありません。
誰かが「投資で損をした」らしいといった噂だけで決めつけていませんか。
日銀がETFに投資していたり、年金を株式投資している事はご存じだと思いますが、個人なら危険ですか?
金融の勉強をしましょう!「投資」が危険なのではなく、「金融」の勉強しない人が危険なのです。
「お金」とは?
歴史を振り返ってみると、どこの国でも通貨と言えば「硬貨」。
1g当たり幾らの「金」「銀」・・・・の金属でしたが、金額の大きな取引では不便なため「紙幣」(中央銀行が発行する券=クレジット)が代用されるようになったのです。
もし国が経済的に破綻すれば、「紙幣」は紙くずになるのです。(ギリシャの例がありますね)
1,100兆円もの借金がある日本、破綻はしないが「紙幣」の価値はどうなるか心配なところです。
楽天市場でアルミインゴット1.2Kgが4,170円で売られていた。1gが約3.5円になる。つまり1円玉の金属価値は3倍以上。
「1円玉はアルミだから、政府が保証する1円の価値とアルミ金属の価値がある」
ある投資家にこの話しをすると、バカ受けしました。
「1円玉で1,000万円は10tonにもなる。どこに置く?・・・・・」
「それなら金属に投資するコモディティがある。」「現物で持ちたかったら金のインゴットが嵩張らない」
投資は株式だけではありません。貴金属や不動産、世界中の国の債権にでも投資は出来ます。
安全な投資
投資は「安くで買って、高くで売る」そして「配当金」を受け取るが基本。
しかし、選ぶ商品と投資期間で「安全な投資」と「危険な投資」があります。
アメリカのNYダウは40年間で30倍を超えていて、年平均に換算すると9%も上昇しています。
日経平均の過去40年は高度成長時代からバブル期の時代があるので前半の乱高下が著しいのですが、東日本大震災後はアメリカのNYダウとほぼ同じ動きをしています。
御覧の通り40年前から毎月、1万円づつ定期預金のように積立ていたら老後の資金どころでない資産が出来るのが解ります。
※ 年9%の上昇を複利で計算すると数千万円になる。
これが安全は投資で、投資信託よりETF(上場投資信託)の方が手数料も少なくおすすめです。
その外にも「金、銀、プラチナ」、「アメリカや日本の債券」や世界中のETFを分散させて長期投資できれば良いと思います。
危険な投資
証券会社や信託銀行などのトレーダーは投資のプロ。
彼らのの仕事は、企業や個人から集めた「お金」を様々な手法を使い利益を上げるのが仕事です。
投資の勉強もしないで、彼らのまね事をすれば惨敗するのは当たり前。すべての財産を失う事もあります。
個人投資家の90%は株式投資で失敗しているのはこのためです。
私も、初めて投資した頃は、「買えば下がる」「売れば上がる」まるで見透かされているような気がした経験があります。
このような、短期投資(トレード)をするなら「ファンダメンタルズ分析」や「テクニカル分析」の理解と日々の経済状況を把握するのが最低条件になります。
ただの思いつきでトレードは危険です。
※ 参考:2020年度は投資機関(プロのトレーダー)が運営するファンドの半数以上が赤字だったようです。
NYダウ、S&P、日経平均は下げられない
NYダウ・S&P・日経平均など、その国を代表する株式指数が下がらないのは、常に組み込まれる企業を精査して入れ替えているためです。
日本の「日経平均」は225社は定期的に組み替えして、常に優良企業の集まりにしているのと、日銀がETF(日経平均)を爆買いしているので今のところは株価が伸び続けると予想しています。
公的な基金などを株式に投資してるため、日経平均が下がると財政が悪化します。
これが「新型コロナの影響などで、私たちの生活は苦しくなっていくのになぜ株価は上昇するの?」の答えです。
投資は自己責任
リーマンショックやコロナ、災害、この先何が起こるか予測できません。投資も預金も世の中の動きによって変化します。
現状ではこの案が最高かもしれないが、明日は違うかもしれない、預言者でもない限り予測不可能です。
何気なく周囲に合わせることなく、自分でよく調べて納得できる資産を作ってください。
「投資は自己責任」